閑話③ 悠真は…①

 俺の名前は野坂悠真!


 高校2年生だ。


 最近悩みがあって…。


 実は…俺の友達の妹のことが好きになっちまったんだ。


 いやもう…気まずすぎてだれにも言えんよこんなの…。


 だけど…あきらめる気持ちも毛頭ない!


 とりあえず、亜美ちゃんと交流を持つところから始めたいと思う。


 以前交換したSINEのアカウント。


 それ以来つかず離れずな関係になっているけど、そろそろ一歩踏み込んでもいいんじゃと思う。


『亜美ちゃん!今度さー!二人で出かけない?』


 メッセージを送った後はいつ既読が付くか、どんな返信なのか気になって何も考えられない。


 とりあえずご飯を食べ、お風呂に入ってから亜美ちゃんを待ちつつゲームをする。


 ゲームをしたのだけれども、SINEが気になりすぎて全然勝てなかった。


 ぴこん!


 SINEの通知が鳴り響く。


『いいですよー!いつにしますかー?』


「おっしゃああああああああああ!」


「ちょっと悠真うるさい!」


 勝利の雄たけびをあげたら、隣の部屋の姉ちゃんに怒鳴られた。


 その後、なるべく冷静さを保ちながら、亜美ちゃんの機嫌を損ねないようにデートのプランを決める。


 デートは明後日になった。


 しかーし、明後日だというのにもうすでに夜寝られなかった。


 すごい緊張して心臓バクバク言ってる。


 翌日学校に行ったら遥眞達に心配された。


「おい悠真おまえ亡者みたいになってるけど大丈夫?」


「誰が亡者じゃ誰が。まあ寝れなかったけど。」


 行きに遥眞と来た亜美ちゃんと目が合ったけど…ウインクしてくれてめちゃ可愛かった。


 自分でいうのもなんだけどもうこれは完全に恋しちゃってますね。


 だからというわけでもないけど亜美ちゃんとのデートは本当に楽しみだ。










































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る