【詩】 紅葉のゆめにさよならを

イチョウの双子の片割れを

ふわりとさらった木枯らしと

もう片割れを踏みつけて

歩いて帰る人間ひとの脚


松ぼっくりが落ちる頃

檸檬は紅葉の夢を見る


曇りが雨に変わるまで

日差しを嫌う誰かの楽園


桜のつぼみができるまで

心の雪が溶けるまで


月の宴に言の葉を

紅葉の夢にさよならを

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何処かの誰か そらいろ @colorOFsky

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