第8話 黒猫に希望を託して
D: うわぁあああああ▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂あああああああああ!
C: D!D!落ち着いてください!D!
D: なんで!?なんで今!?象の像さん、ずっとスタンバってるんだぞ!?
C: D!発狂しないでください!あなたは発狂する側ではなく、させる側です!戻ってきてください!
D: ハッ!……すまない。少し取り乱していたようだ。闘技大会にかぶせるように緊急クエストが発令される夢を見てな………
C: 残念ながら、夢ではないです。現実です。闘技大会と緊急クエストが丸かぶりしました
D: 嘘だと言ってくれ……こんな現実は嘘なんだ……
C: …しかし、D。企画を通したのはDですよね?
D: 予定ではこんな時期にやるクエストじゃなかったんだ……
C: ああ…たしかに記録によると、ナビゲーターがトリガーを設置したのはもっと前ですね
D: だろう!
C: そうですね。予定ではもう少し早くクエストが発令されて、ぎりぎり闘技大会開催日には終わる計算だったようです。ナビゲーターにも多少は優しさがあったのですね
D: その優しさはどこに行った?
C: 諸事情により消失したようです
D: ガッデム!今世紀最後のデレだったかもしれないのに!メタルスライムより貴重な優しさが!
C: …世界観的にメタルスライムとの遭遇は幸運ではなく、災害なのでは……?
D: はぁ…起こってしまった事は仕方がない。緊急クエストが問題なく進むよう調整が必要だ
C: あれが失敗すると難易度が絶望的になりますからね
D: はぁ…エース君が泣いてそうだな
C: 狩人を仲間にする際の演出に続いて闘技大会まで星屑になりそうですからね
D: …後で様子を見に行こう
C: それがよろしいかと…
D: はぁ…………ん?そういえば、例の猫が今、南にいなかったか?
C: ええ、南で狩りの練習?をしています
D: 彼らが上手いこと奴に接触してくれれば早期解決もあり得るんじゃないか…!?
C: 可能性はゼロではないですね
D: 希望が見えてきたぞ……!いつも恨めしかった黒い悪魔の突破力がむしろ今は頼もしく感じる…!
C: 上手くいくといいですね…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます