第4話 めちゃくちゃ好み

C: 例の猫プレイヤーは順調に各街の爆弾たちに接触していますね。…あれの加護か導きでしょうか?


D: 爆弾言うな。企画が一生懸命考えたキャラクターたちだぞ。


C: プレイヤーのSAN値を削るために?


D: (SANチェックは)ガンガン逝こうぜ!


C: SANチェックするのがプレイヤーだけなら良いんですけど・・・・


D: それより、神話生物取得によるハンデは機能しているのか?


C: それが……


D: なんだ?まさか、機能していないのか?


C: いえ、基本的に奴は好き勝手動いており、プレイヤーの言うことも聞かないのですが・・・


D: うん?


C: 奴の好感度が高すぎて「お願い」は聞いてしまうようです・・・


D: え”?いや、なんでだ?


C: 原因もあれこれ調べましたが、もう、めちゃくちゃ好みだったからとしか・・・


D: わけがわからないよ


C: 猫獣人であることと幼い容姿が庇護欲を上手いこと刺激していると考えられます


D: いや、プレイヤーの場合にはマイナス修正が入る設定だろう?


C: なので、もう、容姿が好みだったとしか・・・


D: それで、他プレイヤーへの影響は?


C: 今のところ、そこまで大きくありません。性格的に他プレーヤーに特出して先へ進んでいくタイプではないようです


D: まぁ、神話生物に頼って特出しても、神話生物に見捨てられるだけだしな


C: 彼女の場合、好感度が高いので、敵地に置き去りにされることはなさそうですが


D: いや、だめだろ、それ


C: 本人が積極的に進まないのでセーフです


D: セーフなのか…。うん、まぁ、定期的なチャックだけは忘れるなよ


C: はい

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