ひとまず走れ
ドドドドドっ!足音が迫ってくる
後ろを振り向きそうになる
『ひとまず走れ!』
引っ張られ一緒に走る
『何が後ろから来てるんだよ!』『いいからひとまず走れ!』
_
『ふぅここらへんでいいか、じゃあな』
といってどこかに行ってしまう
『何だったんだ?』
それからも事あるごとにそいつは現れた
『走れ!』一緒に走り出す
『今日はどこまで走ればいいんだ』
『危機が去るまでだ!』
『そっか』
しばらく走る
『よしっ大丈夫だ!』『いい運動になったよ』
そんな日が続いたある日
『走れ!』走り出す
『そんなこと行ったって何も来ていないんだろう』
と後ろを振り返ると何もいなかった
『何もいないじゃん』
前にもさっきいたあいつがいない
『後ろを向いたなもうあいつは現れない』
そこには見たこともない生物が立っている
『あいつはお前が後ろを振り向かない前だけをみるという決まりを守ることでこの星に顕現したがもう顕現する魔力はないだろう、終わりだお前もこの星も』
、、、
『そうか、俺が自分で決めたことを破ったから』
『よっしゃ、やるか邪魔者もいなくなったしな』
と動き出す何者か
《俺が過去の囚われて前を向けなかったから前を向くって決めたのに》
俺は、、
魔力か、魔力があればあいつをまた呼び出せる
あいつが俺のところに来たのも何か関係があるはずだ
『前だけを見るからお願い!もう一回現れてよ!!』
思いは力に魔力になる
光る少年
『それだと全然魔力が足りないぞ!かき集めてきた、けど助かった』
『やるぞ!少年!!』
それからしばらくして、
『なんでまだいるんだ』
『ここで走るのがくせになっちゃってね』『そう』
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