元気になれる映画2選
ぶらいあん
夏休み企画 元気になれる映画 2選
はじめまして、ぶらいあんと申します。
このたび良さげな企画を見かけてムラムラッと書きたくなったので、
普段はあまり書かないエッセイに挑戦させていただきました。
元気の出る映画……むっちゃ好きやねん(エセ関西弁)。
むしろ元気をもらうために映画を観るといっても過言ではありません。
そんなわけで私の好みはコテコテのエンタメ映画なんですが、
今回はその中でも特に「熱い」映画を紹介させていただきます。
「暑い時期に熱くなってどうすんだ」と思う向きもあるかと思いますが、
そこはほら、汗だくになりながら激辛ラーメンとか食ってスッキリするアレです。
というわけで、さっそく第一弾。
■1『バーフバリ 王の凱旋』
【笑っちゃうくらい熱い最強のインド映画】
全世界で大ヒットしたインド映画『バーフバリ』の2作目で、
架空の古代インド王朝を舞台とした英雄物語です。
貧農として育てられた青年が実は先王の息子だったことが判明し、
父王から王位を簒奪した悪者を倒すために戦いに身を投じる……という、
コテコテの貴種流離譚なんですが……
とにかく、主人公がめちゃくちゃカッコいい!
序盤は二人の主人公のうちのひとり、先王が王子だった頃の話から始まるのですが、
この濃い顔のイケメン主人公が、まず初登場のシーンで暴れゾウを素手で止めます。
象(ゾウ・elephant)を、
生身の人間が、
素手で鎮める。
初めて観たとき、思わず声を出して笑いました。
詳細はネタバレになるので書きませんが、止め方がぶっ飛びすぎていて笑いが出てくるのです。
尋常じゃない強さとカリスマ性。
王子という立場にもかかわらず、自ら危険を冒して民を巨象の暴威から守る優しさ。
誰もがひと目でこの男を好きになる。
私もひと目で惚れました。
そんな最強主人公が、前編を通して画面狭しと暴れ回るのです。
剣、弓、槍、あらゆる武器を自在に操りバッサバッサと敵を倒し、
かと思えば知略を用いて圧倒的な劣勢を挽回し、
果ては軍を率いて侵略者の大軍を打ち負かす。
もうね、笑いが止まらないんですよ。上映中ずっと。
カッコよさの押し売り、いやカッコよさのラーメン二郎というべきか。
あまりのすごさ、荒唐無稽なまでのすごさにただただ圧倒され、そして痺れる。
人は凄さに圧倒されると笑ってしまうのだということを身をもって学びました。
ですが、凄いのは主人公だけではありません。
というか、言ってしまえばこの映画はすべてが凄い。
「映画を観る快感」を構成するあらゆる要素に満ちているのです。
のっけから度肝を抜くド迫力のアクションもしかり。
王道極まる熱いストーリー展開や、
クセの強い登場人物たちが描く骨太なドラマもしかり。
思わず口にしたくなるクールで詩的なセリフもしかり。
息を呑む映像美、心躍る音楽、『ベン・ハー』を彷彿とさせる壮大なスペクタクル……。
インド映画にお馴染みのダンスも、ここぞという場面で目を楽しませてくれます。
「エンタメとはかくあるべき」というお手本のような映画です。
■2 『薔薇とサムライ(五右衛門ロック2)』
続いては『薔薇とサムライ』。
こちらは厳密に言うと映画ではありません。
知る人ぞ知る日本の劇団「劇団☆新感線」による音楽劇を録画し映像化したものになります。
とはいえ(詳細は省きますが)「ゲキ・シネ」として全国の映画館で上映されていますし、
DVDや配信(WOWWOWやアマプラなど)でも観ることができるので、
実質映画と言っても過言ではないと思います!(強引)
ストーリーは”天下の大泥棒”として有名な石川五右衛門が、
海を渡ったヨーロッパの架空の国で、
女海賊アンヌとともに宮廷に渦巻く陰謀を暴き、悪者をこらしめるというもの。
設定からして荒唐無稽、だがそれがいい。
この作品の魅力については、あまり多くを語る気はありません。
あの名優、古田新太が演じる”天下の大泥棒”石川五右衛門と、
名女優の天海祐希が演じるクールな女海賊アンヌが、
『天元突破グレンラガン』『キルラキル』で有名な中島かずき先生の緻密で熱い脚本で、
大音量のメタルロックがかき鳴らされる中をド派手に暴れ回る……。
こう書くだけで十分に伝わるものがあるかと思います。
笑いあり涙あり陰謀ありアクションありのエンタメ超大作です!
「演劇なんて」と食わず嫌いせず、ぜひ一度ご鑑賞ください!
長いですけど(上映時間3時間ほど)。
ちなみに『五右衛門ロック』シリーズは1~3まで出ていてどれも面白いのですが、
個人的にはこの『五右衛門ロック2 薔薇とサムライ』が最高傑作だと思っています。
天海祐希が演じるアンヌがカッコよすぎるんよ……。
……ちなみに。
先日完結を迎えた拙作『パンツ泥棒と自称女騎士』(https://kakuyomu.jp/works/16816452220779552054)は、
この『薔薇とサムライ』をかなりパク……リスペクトして参考にしています。
よかったらぜひご一読ください!(ダイマ)
以上、元気になれる映画2選でした。
元気になれる映画2選 ぶらいあん @ateru1
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