第13章 欠片《ピース》
「遅かったな随分と!」
「了解、承認したよ流星!」と答えるなり目を閉じるアーツ。「質問1、闇創造の黒いモヤは、初めは何と俺は捉えていた?」「回答1、終焉の
「質問2、黒いモヤから実際に取り出したのは?」「回答2、槍やレイピアのような武器や人型の黒いモヤです···」
「質問3、以上のことから俺は闇創造の能力名を何と仮定した?」「回答3、
「さて、闇創造これからお前の能力の種明かしを初めるよ、まず第1にお前の根源が白と黒だと言う事を念頭に置き直す。」それは、1度目に楠木が闇創造を殴った時に一瞬で解析したデーターだった。「この時、
「つまりは、俺の勝利に傾き。お前の勝利は揺らいだことになるが問題ないね!」と傲慢にも程のある事を言うとおよそ10メートルの距離をたった1歩で闇創造の近くまで接近して、殴り飛ばした。廃工場を通り越して道路まで吹き飛んだ。その距離は4000mぐらいだろう。闇創造は、黒いモヤから鞭を取り出し振り下ろす。
「お前の戯言は戯言で止まってるのに過ぎないんだよ!」と言うなり、黒いカード地面に叩きつけて闇術式を発動する。
「その名は、
闇創造が手を上に挙げると瓦礫の山が楠木目掛けて落ちてくる。しかし、気にせずに手のひらを真上にして瓦礫を触る。その瞬間、瓦礫の山が次々と空気に溶けるように消えていく。要は、現れた瓦礫も異能力の力であり、楠木の行動を制限するようなものではないということだ。「よーく、見ろよ。これが、本当の消滅だ。まぁ、すぐにはぶっ潰すことは、しねぇから安心しな!その代わり、記憶を覗かせて貰うがな!」と言うと楠木は、闇創造の頭を一瞬触り、回避と防御の体制に入った。「···はい、トーラスよろしくー!」
「さっきから、大気が揺れて精霊たちが怖がってるのだが何か知らないか?」
「ああ、よろしく。」と無視しながら言うと距離を一定以上取る。その間も槍や剣を飛ばしてきていた。どうやら間合いに入られないようにずっと動き続けている。楠木の頭の中ではガシャガシャと機械が動くような音がしているが、それは精霊が契約の遂行を行っていることを意味していた。20分、闇創造の攻撃を避け続けた所で、「出たぞ!流星!」と頭の中で言葉がひとりでに言われた。トーラスだ。
「なら、死なない程度に蹴散らしといて!闇創造の記憶見てくるから!」
「うん、は?」
「それじゃあ!」
「このバカが〜!」とトーラスは叫んでいたが楠木は、気にはしていなかった。この間に楠木とトーラスが行ったことは、単純なことだった。楠木とトーラスの魂の入れ替えだ。トーラスの立場に変わった楠木は、闇創造の記憶を断片的に見る。
行間1
ここは、太陽系の中でも四季豊かな多種多様な人間族が住む。奇跡の惑星。地球。この地球には、いくつもの国ができた。その中でも国土と経済力が反比例している国、日本にある男が生まれた。俺だった今は、闇創造だったな。俺は元々、
「エルフの少女の死んだ姿を実際に見ていない!ということは、生きているかもしれない!」というとトーラスと変わる。その瞬間、闇創造の顔が近くにあった。そこで、体を下に動かして、顎に向けて思いっきり叫びながらアッパーを食らわせる。
「何、勝手に諦めてんだよー!黒鉄翔太!」倒れながら、驚きの顔を浮かべている。闇創造否、黒鉄翔太に近くで叫ぶ。「お前やその仲間たちもアルタも全てお前が諦めなければ助けることができたんじゃねーの?」
「なぜ、お前がその名前を知ってる!」と怒りをぶつけて殴りかかろうとしたがすごい勢いで楠木は横腹を蹴り飛ばす。アルタとは、闇創造の救いたかったエルフの少女の名である。2回跳ねて動きを止める。それでも、黒鉄翔太は立ち上がる。
「ごめんな、記憶を覗かせて貰った。しかし、生き地獄ってのは違うな。結局、お前が何もかも諦めて、
「良かったわ、欠片使わずに済んで!」
「あぁ、この欠片結局なんなの?」
「ただの、物理法則を超えて所有者の生命を保証させる霊装だよ」
「これ使わずに済んで良かった良かった。ってアツ何、デルタワースト取り出して!」
「準備してください!」「何を!」「3.2.1!はい、全力ダッシュ開始!」「嘘、嘘嘘嘘ー!たった今、死力を尽くした壮絶なバトルが終わったところなんですけど!」
「アブナイことしないでよって何回目!」と言うと全力ダッシュで楠木を追いかけながらゴム弾を装填してから楠木の頭にヘッドショットを行った。楠木は、気絶したアーツの気ずかいは、少々手荒らしいと教訓を得た楠木だった。結局、今回も楠木は病院送りになったのだった。
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