第8章 オルトとロストと精霊
楠木はオルトだけをしか見ていないために、横に入られたロストの右フックを受けそうになった。が、なんとか防御の姿勢を取った。「流石に、2対1は厳しいことが分かっているだろ」
「舐めんなよ、かつてお前らと同じ所に並んでいた。この俺の力を」と楠木は言う。「よせ!敵は、2人だけじゃないんだよ」と未来は、言う。「なら、手っ取り早くこいつらを潰す!」と言い楠木は、ポケットから色のついたカードをだすと、赤いカードを4つ遠くに置いた。中央には、白いカードを置いた。「訳は、炎、空間の分割と白の訳である守護、この2つは互いに相乗効果を起こし、赤いカードで区切った空間を神殿と化す。後は、術式の作成で終わる。その訳は、炎の
吹き飛んだオルトとロストを見ながら楠木は「そういえば、周りの奴らが変な言葉を紡いでいるのですが?」と恐る恐る楠木は未来に相談する。「当然、お前を倒す手立ては、俺達の魔力だけじゃ不釣り合いだ!オルトロス、お前も聞いたことがあるだろう?」
「合成術式を使用しているのか!」オルトロスは、伝説の2つの能力を持つ災害クラスの怪人の名で、合成術式は、伝説級の魔物から怪物まで対象の名があれば、顕現できる術式だ。「所詮、獣だなオルトロス」と楠木は言う。「···確か破壊と再生を繰り返す炎の神殿の破壊からもう10秒か」と言うと周りが真っ赤に染まった。「合成術式の時に破壊しといて正解だったな炎の精霊よ神殿の名において顕現せし時、
「こちらも全力の
「···全然ダメだな流星よ!」という声が聞こえてくる。しかし、未来やアーツ、雪花などの声と違い威厳と沈黙を混ざりあった声がした。
「とは、言ってもそんなに多くは、時間取れないぞ持って3分といった所かな」
「なら、早速本題を話そうか···前にも言ったと思うけど全体を見すぎではないか?」
「とは言っても、防御とる時間を削ることで攻撃に集中できる戦い方だからな」
「確かに、一理あるがそのせいで火力が落ちていることに気付こうな!」
「···はぁ?」「···ってことは、気づいてなかったんだな!」
「あぁーマジで完璧な戦い
「じゃあやることは、分かるな!」
「うん、この際だから一点集中型でやってみるわ!」言っていること分かってないな、とトーラスは思いながらも流した。
「あとオルトロスにこういっておけ!契約に乗っ取りトーラスが来たと」
「分かった!時空を歪めし時、今一度精神を元ある所に帰らせ給え!」と言った。瞬間、現実世界に戻されたのだ。上を見るとすぐに両刃剣を振り下ろしている所だった。真横に避けて、体を空中で反転させて、オルトロスの背中に緑色のカードをくっつける。「遠隔術式、
「決着をつけてやるよ、この馬鹿が!」
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