第5章 現れたひとつの黒い道
楠木達がアーツについて、話し合っている頃、イグニスターの南に位置する都市のバスタで1人の男が寂しげに立っていた。彼は、地球を跡形もなく消し去った。この星、イグニスターの住民はその事実は、もはや歴史の闇に隠れてしまっているが、カペラ政府はその事を危機として認識しているようだった。これまで、彼の前には
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