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仕事が書籍関係のため、言葉に拘りがあります。
本作は、息抜きに読むのにとても面白い作品なので好きなのですが、一点だけ許容できないことがあります。
「さておき」という言葉が、何のケアもなく乱暴にゴロンと放り投げられていることです。
本来、「~はさておき、~」というように、話題転換のための言葉であり、それまでの要約を頭に、後ろに変えた話題を持ってくるのが正しいのですが、「それはさておき、~」と、前話題を「それ」の一言に集約して転換するという、便利な言葉でもあります。
「さておき」と投げ捨てられると転換前の指定もなく、とても座りの悪い気持ち悪い置き方になるので、それは直した方が良いと思われます。
仕事で現状のような使い方したら、校正さんに赤ペンで真っ赤にされてしまいますので。
もし書籍化の際にその点がスルーされた場合、編集者は怠慢で、校正者も問題ありだと思いますよ。
作者からの返信
堡間 阿久人 様
「さておき」が投げっぱなし、乱暴な印象を受ける、というお気持ちは理解いたしました。
その上で「さておき」には、辞書的な意味で「それはさておき」が含まれますので、いずれを使おうとも、(辞書の上では)誤りではありません。(もし気になるようでしたら類語辞典を引いてみてください。さらに厳密なお話をするのであれば、論文を当たってみてください)
また、私は複数社の編集校や校正・校閲を経験致しましたが、「さておき」に赤字が入ったことは一度もありません。それは怠慢などではなく、(誤りでないため)赤字を入れようがないからです。
言葉の印象についてですが、それは作家性のお話になります。
堡間様は「それはさておき」と正確に書かれるけれど、私は状況によって「さておき」と省略する。ここに正否はありません。いずれも正しい使い方だと私は考えます。
以上です。
コメント、ありがとうございました。
クスハ汁かな?
ソフィアの運命は如何に⁉️
血のバレンタイン(意味深)はまずいですよ(震え声)