第3話 3日目 謎の死

----午前7時----


ピーンポーン


俺は、昨日、夜勤で、眠すぎて機嫌が悪い。


ガチャ


佐久間「だれ?」


未来「私です。」


佐久間「ふぁーー。どうされましたか?」


未来「また、殺人事件が起こりました。」


佐久間「なんで俺にそれを?」


未来「亡くなった方が、このアパートの大家さんだからです。」


佐久間「え?!本当にですか?!」


未来「えぇ。しかも溺死でした。お風呂場で、殺されたようです。大家さんに、恨みを持っている方とか、知りませんか?」


佐久間「俺を疑ってるんですか?」


未来「いや、佐久間さん以外の人は、誰も出て来てくれなくて。」


佐久間(やっぱり、警察にも誤情報を流してる奴が、いるみたいだな。ここは話をあわせておくか。)


未来「どうか、しましたか?」


佐久間「いや、俺も引っ越してきたばかりなんで、分からないっすね。」


未来「そうですか。でわ。」


ガチャ


さとみ「佐久間さん、1つ良いですか?」


佐久間「おぉ!さとみ!びっくりするから、突然出て来るの、やめろ!」


さとみ「ごめんなさい。実はですね。このアパート、全室うまってるんです。というか、このアパートは、佐久間さん以外、全員、幽霊が住み着いております。」


佐久間「なんだって!?本当にか?!」


さとみ「えぇ。このアパートは昔、駐輪場で、その前が、アパートで、誰かからの部屋から火事がおき、住んでいた人達が、全員亡くなっているの!

そして、その霊が、今も住み続けているの。」


佐久間「って事は、大家さんがそれを隠したかった、あるいは隠さなきゃいけない理由があったって事か?」


さとみ「可能性は、無くはないわね。」


佐久間「なんか、良い小説のネタになりそうだな。警察の動きを、とりあえず見守っておこうか。何か新しい情報が来るかも知れないし。俺はとりあえず小説を書くわ。謎の殺人鬼。登場人物とするなら、最高のネタだなコレは。」


さとみ「佐久間さんも、気を付けた方が良いかもですよ。」


佐久間「俺が?なんで?」


さとみ「その謎の殺人鬼は、佐久間さんしか、ココに住んでいない事も、わかってるはず!とすれば、口封じの為に、狙われる可能性が。。。」


佐久間「それは大丈夫だよ!警察に俺が、このアパートの事を教えないかぎりは、殺人鬼も俺が俺以外が住んでいない事を、俺は知らないと思っているだろうから!」


さとみ「なるほど。それでも気を付けてくださいね!この事件の鍵を握っているのは、佐久間さんかも、知れませんから!」


佐久間「まぁ、落ち着け!とりあえず小説のネタとして、美味しく頂くとするか!連続殺人事件!そそられるわー!」


隣りの部屋で死体が見付かり、次は大家さんが殺された。はたして犯人は!?

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