第2話 2日目 地縛霊
----アルバイト先----
アルバイト先に、後輩の京子(きょうこ)と言う女の子が、俺に相談してきた。
京子「佐久間先輩!私、一人暮らししたいんだけど、何処か良い場所知りませんか?」
佐久間「俺の住んでるアパートなんだけどね、月3万で風呂トイレ別でリビング八畳で暮らせるから、おすすめなんだけど、どうかな?」
京子「良いですね!一度そちらの大家さんに連絡してみます!ありがとうございます!なんて名前の不動産ですか?」
佐久間「青木不動産だよ!まぁ、外観は古いけど、中は綺麗だから!」
そうして、京子は、佐久間のアパートの大家さんに、連絡してみた。
----アルバイト終わり----
京子は実家に帰って、さっそく大家に電話をしてみた。
プルルルルル
カチャ
大家「はい、青木不動産です。」
京子「そちらに、住まわれてる佐久間さんに、そちらの部屋をおすすめされたんですけど。」
大家「すみません。こちらのアパート、もう満室なんですよ。ごめんなさいね。でわ。」
プツッ
京子「え?どういうこと?佐久間さんは、空いてるって言ってたのに。。。」
----次の日 アルバイト先----
京子「佐久間さん。昨日大家さんに連絡してみたら、満室だって言われたんですけど?」
佐久間「え?!どういうことだ。俺以外誰も住んでいないはずなのに。今日帰ってから、大家さんに連絡してみるよ!絶対住んでいないんだから。」
京子「わかりました。」
----アルバイト終わり----
佐久間「んじゃ、帰ったら連絡してみるよ、京子ちゃん!」
京子「わかりました。お願いします!」
佐久間はアパートに帰宅した。
ガチャ
佐久間「はぁ、ただいま。」
??「おかえりなさい」
佐久間「ん?」
??「おかえりなさい」
佐久間「やっぱり誰かいるよな!誰だよ!」
??「さとみです。」
佐久間「さ。さとみ?もしかして幽霊?だったり?」
さとみ「はい、幽霊です」
佐久間「はぁ、俺、疲れてるのかなぁ。幽霊と会話してるよ。今日は、小説書かずに早く寝よ。」
さとみ「私を、私を助けて下さい!」
佐久間「やっぱり幽霊と話してるよな?!どういう事だ?!」
さとみ「私は、地縛霊です。死んだ事が受け入れられなくて、天国にいけてないんです。私の願い事を、叶えてくださいませんか?」
佐久間「いきなりなんだよ!俺になんのメリットが、あるんだよ!」
さとみ「私の願い事を、叶えてくだされば、京子さんとくっ付けてあげます!」
佐久間「え?!俺が京子ちゃんを好きな事、なんで知ってるんだよ!」
さとみ「私は、あなたに取り付いてますから!あなたの考えも、お見通しですよ?」
こうして、佐久間とさとみの不思議な生活が始まった!
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