パチンコ店でライバル達と戦い、主人公が伝説のパチプロを目指す話

杏里アル

第1話

「あー。就職したくねえ……」


 頭を抱えて公園のベンチに座り込むのは大学2年生になった青年

 七揃井望那須ななぞろいぼうなす19歳、未だに彼女なしだ。


 青年は楽をしてお金を稼ぎたく、働くのをとにかく拒んでいた。

 何をしても横道に逸れようとし、まともに頑張った事など一度もない。


「大人になって毎日会社行って、みんな何が楽しいんだろうなあ……」


 そんな彼がため息を吐き、自身が送るであろう今後の未来に絶望していると突然

 ガンッガンッと何かを叩くような強い音が聞こえ視線を向ける


「え、何してんのあの人……」


 ――目の前には手や足を使って自販機を強く叩き、激怒の言葉を羅列している女性がそこには映っていた。

 年齢は自分より年上だろうか、望那須がしばらく眺めているとトドメに腰を回してハイキック一閃


 あまり嬉しくないがチラリと見えた純白の雪原パンツが映ると

 今度は自販機の前でヘナヘナと力尽きるように座り込んでしまう


「(明らかにやばい人だ、近寄らないようにしよう)」


 関わらない方が吉と判断し、そそくさとその場を退散する望那須

 彼女はチラリと後ろを向き、お互いが固まった。


 まるで小動物を食い殺すかのように、獣の目をした彼女はジリジリと近寄る。


「ねえ君、110円貸してくれない?」


「嫌です」


 突然の要求に俺は即答して断った。


「とう!!」


 すると彼女は大きく跳躍し、俺の目の前で地面に座り込んで手を重ねて頭を下げる

 いい歳した大人がジャンピング土下座、現実で見たのは初めてだ。


「お願い! パチンコ勝負に負けて昨日から何も飲んでないのよ!」


「パチンコ……勝負? ってなんですか」


「うん、人を熱くさせる流行りのスポーツよ。トッププロになれば年に数億も夢ではないの!!」


「え、そうなんですか?」


 楽して稼げるなら、と俺はそのパチンコ勝負というスポーツについて興味を持ち真剣に考えていた。


「おっと、続きが聞きたかったら110円もらってもいい?」


 うーん、悪い話では無さそうだし聞くだけ聞いてみるか

 そう思った俺は胸の大きいお姉さんに110円を渡すと


 お姉さんはダッシュで自販機に駆け寄り、コーヒーを購入しては急いで俺の方へと戻ってくる。


「ぷはー、生き返った!! 復活演出ってやつね!!」


 ベンチに座り、流し込むようにノド音を鳴らす彼女

 隣で座っていた俺は早く続きが聞きたかった。


「それで、早く続きを……」


「ああいいわよ、えっとね――」


 パチンコとは玉を使って台に取り付けられた穴に入れ、演出を楽しむゲームの事である

 2021年、年号で言うと日本でのパチプロ人口は約100万人にも及ぶ


 もちろん海外でも大人気であり、18歳になった若者達のなりたい職業ランキング


 その1位は【ユーチューバー】、2位が【パチプロ】と必ず上位に食い込むほど大人気の職業である

 ――生活を続ける為にひと繋ぎの連チャンを求め、消費者達は一攫千金を目指して夢を追い続ける


 それがパチプロという職業である

 世はまさに、大ギャンブル時代。


 そんな楽して稼げるスポーツがあったとは知らず

 望那須は日本の未来は明るいのかもしれないと想像を膨らませる


 彼女は望那須にパチンコの楽しさ、そして大勝利した時の興奮

 それら全てを伝えると、目を虹色の約物のように光らせる望那須


「ふふ、すっかり打ちたいって顔になってきたわね……。名前は?」


「七揃井望那須です」


「望那須くんね、勝利しそうないい名前じゃない、どう行ってみる? パチンコ店戦場へ――」


 就職せずにお金をもらい、食べていけるのなら願ったり叶ったりだ。

 パチンコ店へと向かう途中、お姉さんは朝一千香あさいちちかと自身を名乗り


「まだピッチピチの27歳よ」


 ピチピチかなあ、でもパチンコの事になると彼女はイキイキとしてるのは確かだ。

 色んなお店が建ち並ぶ商店街へ着くと、1つの店から『リーチ!』という女性の声が聞こえる


 どうやらここが戦場で間違いない。

 千香は望那須を見て尋ねた。


「そういえば望那須くんって、耳は良い方?」


「まあ、悪い方ではないですけど」


「じゃあ耳栓あげる、これ付けておかないと最初はキツいからね」


「キツイ……?」


 千香さんの言ってる事はよくわからなかったが、言われた通りに耳栓を両耳に装着した。

 店内の自動ドアが開き、そこへ飛び込んできたのは――


 ダラララララララボガアアアアアアアアアアアアアアドンドンドンッガガガガガガガガ

 プルルルルルルルルテレレレレポワポワポワパワアアアアアアアアアボワアアアアアア

 リーチテレッテレレレテッテレーテレッテレレレテレッテレレレーゴメンネ

 コンナニチャンスノニオイヲタダヨワセテムカンケイナドミギダヨナカダヨヒダリダヨ

 ヒドイヨ……ヒダリウチニモドシテクレィヒダリウチニモドシテクレィ


 ……それは核爆弾を落とされ、辺り一面が吹っ飛ばされたような感覚だった。

 駆け巡る爆音が1ミリの隙間を求めて耳の中へと入ってこようとする


「――押して」


「なんですか!?」


 彼女が喋っているが、音で全く聞こえない。

 こんなにもパチンコ店というのはうるさい店だったのか


 耳栓をしていなかったらあっさりと耳はやられていただろう。


「ボタンを押して!」


 辛うじて彼女から聞き取れた声、何の事だろうと思ったが

 千香は望那須が身につけた耳栓を指で指すと、望那須は何となく耳に指を入れて突起物を軽く押した。


「よかった、聞こえる?」


「あ、聞こえます! 聞こえます!」


 どうやらこの耳栓は連絡手段として使うパチプロ必須アイテムらしい

 まず遊びたい台を選びに行きましょう、と無線で指示しながらエスコートする彼女


 パチンコ店というのは現金をメダル、玉に交換して最後に景品に交換する娯楽施設である

 その為に【勝てる台】というのを探すのが一般的なパチンカーであり、ロングヘアーの髪をなびかせ


 嬉々として歩く彼女の姿に望那須はほんの少し恋心を抱きながら、ちょっとしたデート気分を堪能する

 縦に並べられた椅子と台のデータをジロジロと見ながら歩く千香、すると1つの違和感に気付く


「おかしいわ……。どうしてこんなにゲーム数が少ない台ばかり……」


「ゲーム数? ってなんですか?」


「ああ、パチンコには1回転を行う為にアタッカーという穴に玉を入れないといけないの、それが1ゲーム数」


「なるほど、それでどこがおかしいんですか?」


「ゲーム数が少なすぎるのよ、これはまるで――」


「なんだあ、負け犬がまたパチ屋に来たのか?」


 間隔を詰め、隙間なく座っていた3人の男達、その1人が千香に声をかける。


「あ、貴方達は!?」


「くくく……。俺達はハイエナ3兄弟、全ての台はもらったぜ」


「キュイキュイーン」


 3人はモヒカンの髪型をし、台に付いているハンドルを持ちながら2人をなめたような表情で見る


 【ハイエナ】とは他人が回した台に座り、出玉を稼ぐテクニックの事である

 もちろん店にとってはあまり好かれない行為であり、利用する客も座らなくなる原因にもなってしまう


「うう……。くそ! 後もう少し回していれば……!!」


 3人の座る台の近くで膝をついて座り込み、悔しそうに床をバンバンと叩く男性の姿

 まさか、と千香は戦慄して男性へ近寄り事情を聞くと


 想像通りハイエナ3兄弟は遊技している人の後ろへピタリと3人で腕を組んで張り付き

 遊技を終わり席を立ち次第すぐにそのうちの1人が座っていたとの事だった。


 このままではみんなが楽しく遊べる店が潰れてしまう

 そう思った千香は指を指しながら怒りの感情をハイエナ3兄弟にぶつける


「他の人のお金を奪う行為……。全くもって許されないわ!!」


 一番左に座っていた男、彼が長男だろうか

 スッと立ち上がり、2m近い高身長に思わずたじろく千香と望那須


「おいおい、聞き捨てならねえなあ、俺達は決められた店のルールで遊んでいるだけだぜ? ゴト不正行為でもなんでもない、健全な遊び方さ」


「それでも、店にとっては害悪よ!! これ以上悪さをするというのなら……」


「ククク……。なんだ? 俺とパチンコ勝負でもしようってのか?」


 ゲラゲラと3兄弟の2人は笑いながら千香を小馬鹿にした。


「俺にも負けたのに兄貴に挑むなんて愚かなヤツだぜ!!」


「70%の激アツ外した」


 パチンコ台に寄りかかり、高身長の男は勝負を挑ませるよう千香を挑発する。


「おいおい、まさか息巻いておいて今更逃げるとは言わないだろうな……?」


 鼻で軽く笑いながら財布から1万円を取り出す男、これを元手に何玉まで増やせるか

 という簡単なルール説明を行い、千香は1円も持っていない事を悟られたくないのか勝負を受けてしまう


「ちょ、ちょっと千香さん!」


 肩を掴んで強気な千香をクルリと振り向かせ、慌てた表情で望那須は話す

 コーヒー代を借りたという事は、彼女が1万円なんてお金を持っていないのはその場にいた自分が一番知っている


「1万なんて勝負出来ないですよね!?」


「もちろん出来ないけどここで下がったらギャンブラーじゃないわよ」


「いやそんなプライドの為に……」


 悩む2人、閃いたようにポンと千香は手の平を叩いた


「……そうだ! 君、1万円札持ってない?」


「いや、貸さないですよ」


「そうじゃないわよ、君が勝負するのよ」


 ちょ、ちょっと待ってくれ、パチンコ勝負なんてした事ないぞ

 一応本気で言っているのか聞き直してみよう


「大丈夫後ろからアドバイスするから、このままじゃ店の名誉にも関わるわ!!」


「(なんで店員目線なんだろう)」


 常連になってしまえば店の事を思うのは当たり前なのかもしれない。

 何となく望那須は納得し、店に向かう際に千香が言っていたパチプロが『儲かる仕事』であるという事について気になっていた。


 少なからず俺は、パチンコという台に興味を惹かれているんだろう――

 勝負を受けてやると言うと、男はニヤリと口元を緩ませる


「パチンコ勝負が始まるぞ!!」

「パチンコ勝負だって?」

「相手はハイエナ3兄弟の長男、ハマリじゃないか! 対戦相手は誰なんだ!?」

「あの青年がハイエナ3兄弟に挑むのか……」

「俺達が注いだ台を代わりに取り返してくれ!!」


 他の台に座っていたギャラリーが一斉に立ち上がり、俺達の下へと集まる

 有名だなあ、ハイエナ3兄弟のハマリって人……。


「小僧、土下座するなら今のうちだぜ」


 軽く遊んでみるだけだし、勝負に負けても特に何もされないと思った俺は挑発を受け流すように台に座り


 スッ、とハマリという男を見上げた。


「――いいからやろうぜ、パチンコ勝負」


 こうして俺はこのパチプロ達が集う戦場へと足を踏み入れた。

 ハマリは後悔するぜ、とニヤニヤと笑い望那須の隣に座る


 するとどこからともなく現れた店員がマイクを持ち、大声でパチンコ勝負の合図を告げた。


「それではパチンコ勝負ゥゥゥ開始ィィィ!!」


 宣言されるとすぐに手の平に収まるほどのハンドルを右へ回し、勢い良く玉を放出させるハマリ

 それを見て真似するように望那須もハンドルを回した。


 ――が、玉は一向に台から出てこない

 あれ、と首を傾げる望那須にすぐさま千香が持っていた1万円を奪い取り投入口へと入れた


「お金は基本ここに入れるの! それで貸出ボタンを押して!」


「こうですか? ……おお!!」


 皿のような場所から玉がジャラジャラと溢れ出た。

 これでようやくパチンコが遊べるようで、望那須はハンドルを手に持ち軽快に玉を飛ばすと


「入った!」


 アタッカー穴に玉が入り、台からは遊技開始の合図を知らせるように爆音が鳴り響く

 液晶は6、7、8と絵柄が回り、これが3つ揃うと出玉が沢山出る【当たり】に繋がるらしい。


「おいおい素人か!? ナメられたもんだな俺も!!」


「え、なに!?」


 パチンコの音がうるさくて何も聞こえないけど、俺を挑発しているのはわかった。


「だがこれは真剣勝負だからな、開幕から行かせてもらうぜ!!」


「ごめん、なんだって!?」


 望那須には何も聞こえなかったが、ハマリがそう叫ぶと会場がどよめく


「あれを使うつもりか!?」

「来るぞ……!!」


 何が来るのかわからない俺は、ただ無視してパチンコ台の液晶をジッと見つめる


「望那須くん! あれを見て!!」


 千香に言われ隣のハマリの台を見ると、確かにおかしい点が1つだけあった。

 それは自分が玉を打ち出す速度より、ハマリのが僅かに速いという点だ。


「あれは……ボールコントロール!!」


「ボール……コントロール?」


「ええ、パチプロには必殺技というのを誰しもが持ってるの、その1つがアレよ! 打ち出す発射速度を自由にいじって、玉をコントロールしている!!」


 必殺技はどうやってやるのかわからず、千香に聞く望那須

 どうやらパチプロを続けていると急に開花し、必殺技に目覚めるらしい


 理屈は全く説明してくれなかったので、多分原理は必殺技を使うハマリ本人もよくわかってないんだろう


「兄貴のブーストをこんなしょぼいホールで見られるなんて!!」


「赤保留きた」


 ハイエナ3兄弟もハマリの技に思わず驚きの表情を見せる

 とにかく滅多に見せない凄い技なんだろうと俺は思うことにし、玉を出し続けた。


「オラオラどうした!? こんなもんかよ!!」


「……」


 このままハマリが当たりを入れてしまうと、すぐにボーナスを消化でき

 次の当たりチャンスが狙えてしまい望那須の負けは濃厚となってしまう


 千香は手を重ね、祈るような表情で望那須を見ていた。


「望那須くん……!! お願い……!!」


 心配する千香と違い、不利であろう状況に不思議と俺は冷静だった。

 子供の頃初めてゲームをした時と同じ感覚に陥っていたのかもしれない


 液晶を見ながら次はどんな画面に切り替わるのかと期待する

 リーチという声が台から聞こえ、数字が揃いかけてはまた外れる


 いつしかハマリや周りの声は聞こえず、パチンコそのものと望那須は向き合っていた。


「(面白いな、パチンコって……)」


 もっと演出を見たい、もっと楽しい気持ちで満たされたい。

 麻薬に似たような感覚に陥り、気がついたら望那須はニヤニヤと笑顔で台を見ていた。


「お、おいあの青年見ろ! 笑ってるぞ!!」

「それになんだ? 身体から白い煙が吹き出してきている!!」


 一流のプロスポーツ選手にもなると、ごく希に超集中した状態に入る事がある

 一般的にはゾーンと言われており、その領域に入った者は――


 全ての動きがスローに見えると言われている。

 望那須の身体は白いオーラに包まれていた。


「ふっ、このまま俺の勝ちで決まりだな」


 ハマリは既に勝利を確信し、望那須の姿など一切見てもいなかったが

 ギャラリー達は望那須に釘付けになっていた。


「お、おい見ろあの青年を!!」

「あれは……。伝説のパチプロ集団、岩山泊も使っていた技だぞ!!」


 騒ぎ出すギャラリーの声が大きくなり、どうしたんだと気になったハマリは望那須の身体を見ると


「なっ……!!」


 ゾーン状態に入り、白から青へと変化したオーラを纏わせながら望那須はハンドルを握る

 さらに髪は逆立ち、色は綠、少し間が空いて赤へと少しずつ変貌を遂げていき、千香は望那須の変化に驚く


「まさか……。望那須くんが!!」


 それはパチンコを打つ者なら誰でもわかる熱い演出だった

 赤いオーラを纏った望那須の目は強く輝き――


「……花は好き?」


 他人とも思えるような声で望那須が小さく呟くと、音を立ててオーラは虹色へと変わる

 輝きを放ちながら望那須の打っていた台は爆音と光に包まれ、見ていた辺りの者達は魅了されるように大きく声をあげた……。


        ◇    ◇    ◇


「あ、兄貴ー!!」


「今日は3000円勝ちです」


 3兄弟の2人がガックシと膝を床につけ、落ち込んだハマリを心配する。

 無事パチンコ勝負は終わり、見事勝利したのは望那須だった。


 熱い勝負に歓喜の声をあげるギャラリー達


「やるな青年!! お前すげえよ!!」

「まさかオーラを使える者を間近で見れるとはなあ!!」

「くっそお! 俺も打ちたくなってきたぜ!!」


 集中し過ぎてあっという間だったな

 勝負していた事は全く覚えてないけど、どうやら俺の勝ちで正しいそうだ。


「望那須くーん!!」


 勝利した事が自分の事のように嬉しかったのか、ムニュと胸を押しつけるように抱きつく千香

 甘い香りがして気持ちが良く、望那須は連チャンの楽園へと誘われていきそうになる


「……お前、名前は?」


「七揃井望那須、大学生だ」


「覚えておくぜ、その名前……!!」


 立ち上がって悔しそうに望那須の名前を覚えると

 ハマリは自身の打っていた台をドンッと叩く


 すると店員がすぐに駆け寄り注意をした。


「お客様台パンは……」


 舌打ちをして退店するハマリ、それを追いかける為に兄弟の2人は後へと続く

 悪は去ったと言わんばかりに勇者を讃え、喜びの声を発する周りの者達


 ――それを見て望那須は微笑みながら拳を握り、片腕をあげた。


「パチンコ、サイコーだ!!」


 うおおおおお、と周りの者達も同時に腕を上げ、ホールには異様な一体感が生まれ

 事情を知らない者は関わらないよう台から目を逸らさずにいた。


「あのハマリを倒すとは、凄い青年だ。やれやれ、次は俺の番が来るかもな……」


 ――勝負した後の余熱が周りの者にも伝わり、店が大いに盛り上がる中

 隅っこでマッサージチェアに座り、新聞を読んでいた1人の男がパサリとその顔を覗かせる。


 何ヶ月も風呂に入っていないのか、頭を下げる際、店員がわざわざ鼻を摘まむほど

 異臭を放っていた男はポリポリと身体をかいて店から退出した。


「青年、次はで会えるかもな」


 パチプロ同士はその独特な雰囲気によって惹かれ合う

 望那須の一攫千金の夢、その長い道のりは今、始まったばかりである――。



 おわり


※のめり込みに注意しましょう。

パチンコは適度に楽しむ遊びです。

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パチンコ店でライバル達と戦い、主人公が伝説のパチプロを目指す話 杏里アル @anriaru

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