第6話

-都内某所高層マンション最上階-


「あ!ママだ!わあああああ」


「は~いただいまくっく!いいこいいこしてた?」


「うんママ!」


-暁美 九九-5ちゃいそれがわたチ。


「ねぇ、ねぇさん父さんどこ」


「…………」


わたちがはじめてそいつを、見たのは、そのときがはじめて……わたちの第1印象は薄い……あ……それからいい忘れたけど、たぶんあたちふつうの、五歳児より、かなりあたまがいい……


「!この加齢臭とプールオムが混ざった死臭……やつだ」


「ん~くっくちゃああああん」「チュチュ」


じじぃ……






わしの名は、暁美 乱独67歳。その人類がいまだ到達しえない圧倒的、文才の才をもちい、この群雄割拠の出版業界の頂がひとつに、長年鎮座する男。そして、かわいいかわいいくっくの為なら、無限に、なんでもする男。


「んん~わしのかわいいかわいいくっくちゃんんん~すりすすり」


「ちょやめてよおじじ……くさい」


「ガーン嘘でしょ……おじじ今日、結構、強めにコロンふってるよ……なんならエイトフォーも飲んでるよ」


「おじじエイトフォーは、飲むもんじゃないよ」


「え?そうなの?おじじ全力飲みしちゃったよ。どうりで蓋が開けにくいとおもったんだよおじじ……で……そこの、死に損ない風着こなしのきみは、だれ」


「後藤くんよ。さっき言ったでしょとうさん。まじボケてんの」


そうこれがおれとこの暁美家とのファーストコンタクトあたる日。


「さぁ、ごはんよごはん。みんな席についてさぁ後藤さんもほらそこ座って」


このごはんの日よりおれは、この後藤家の、一室に、住むこととになる。いいのか悪いのか?は、別として……






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時のメモリー jen @jen-1979

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