91 梗概。または三行にまとめる話。
ふと思い出したはなしです。
昔。小説の公募には略歴と梗概を添付する、というのがありましたね。
今はその上、登場人物一覧なども求められることもあり、面倒に思うようになったという話を以前本稿でしましたがそれは置いておいて。
梗概、あらすじを書く、って結構今でも大変で。
書き上げるので精いっぱいなのに、その上、その精いっぱいなところを客観視しないと梗概って書けなくて。
でもね。
以前。映画好きの集まりで、脚本家でもある映画監督の方と少しおはなしする機会があったとき、監督、自作の内容をさらっと二行くらいにまとめて説明していらしたのです……しかもその二行ですでに面白そう……実際作品みたら面白かった……
以来、自作もきちんと引き込まれる数行にまとめられるか? と、注意する癖がつきました。
優れたシナリオは三行にまとめられる、と言われているそうで。
いまググってみたら、シナリオ学校では三行にストーリーをまとめる課題もあるみたいでした。
我々も展開に行き詰ったら、三行にまとめてみよう! 多分そこでなにかが見つかるはず!
でした。
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