90 〈電気紙芝居〉と言われていた。

YouTubeで『ナショナルキッド』の配信がはじまりまして(驚)


見てみたらけっこう演出がハラハラしてカッコいいと思ったり、一社提供の番組なので、まんまなんのひねりもなくナショナル製品のラジオが作中子どもたちに配られてびっくりしたり。


まだおはなしは最初の方なんですが、ナショナルキッドの見せ場が毎回お約束的にあるわけじゃないのが、最近の特撮のお約束構成を愛する者として新鮮でしたし、〈危うし!〉で次回に続く連続活劇ぽさとかが、当時の児童の絵入り冒険読み物みたいでエモいです。


で、こうも思いました。〈紙芝居ぽいなあ〉、と。


昔、職場の先輩が昭和の紙芝居を見直す活動をしてまして、そのとき見せていただいた作品のノリがたまたまこの〈危うし!〉で続く感覚のやつだったので、それを単純に思い出したのですが。


昔の児童向けのテレビ番組、フォーマットは当時の今どきの児童文化で作られてたのかあ。今さら発見。


知識として当時、低俗という意味で〈電気紙芝居〉というテレビ全般への悪口があったとは知っていましたが、紙芝居でドキドキする年頃の児童が紙芝居ぽい連続ドラマでドキドキして何が悪いのよ、と、時を超えて余計な反論も出てきました。反論するところじゃないかもしれないけど……


なんか小説とか関係ない話題で申し訳ないんですが、このように過去のエンタメ作品を見ると面白いなあ、というおはなしでした。

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