ストーリー151~154

ストーリー151:メッセージ衛星捉える


登場人物

ラムル、ジャン、カウル、ルイス、ガルシア、ソディナ、ガット、ガルアム、ポートル



 バンズのドックからハンジャが飛び立ってしばらくの事。


 地球からのメッセージ衛星回収の為、停泊中のカーラント。


 メインルームでは、カウルが衛星を追跡中。


 ラムルは緊急脱出用ブースのチェックをしていた。


 カウルに歩み寄るラムル。


 ラムル「どう?カウル?」

カウル「まもなくです。」

ラムル「ジャン。180度旋回、追跡航行開始に備えて。」

ジャン「了解、ラムル様。旋回します。」

ラムル「航行開始はカウルに任せるわよ。」

カウル「了解。あと数分です。」

ラムル「ジャン。回収まではあなたの腕に掛かってるわ。しっかり頼むわよ。」


 しばらくの沈黙……。


 カウル「航行開始、エネルギー全開。」

ジャン「了解。エネルギー全開で航行開始します。」


 カーラントから少し離れた所を飛び去るメッセージ衛星。


 全速で追跡体制のカーラント。


 ラムル「ジャン、左舷後方に衛星を付けるように間隔をせばめていって。合図をしたら速度維持よ。」

ジャン「了解ラムル様。……前方に衛星確認しました。」

ラムル「カウルは指示したらブースに入って待機よ。」

ジャン「衛星が近づいて来ます。」

ラムル「その調子よジャン。しっかりー。」


 ブースの小窓から衛星が見えた。


 ラムル「ジャン。まもなく速度一定。……まだよ。もう少し……。……OK。その速度を保って。ゆっくり左舷に寄って……OK。この状態をキープしてて。……カウル、変形したらワイヤーを付けてあげる。お願い。」


 ブースの前で変形するカウル。ブースを開くラムル。


 ラムル「カウル?背中にワイヤーを付けるわ。絡まない様にゆっくり出るのよ。それから、衛星は優しく抱えてね。あなたが衛星を抱えたら引っ張るから。」

カウル「了解、ラムル様。ではブースに入ります。」

ラムル「ジャン、一旦この状態でオートに切り替え。ブースの所に来て。」


 ジャンがコクピットからブースに向かって来る画。


 ラムル「ジャン、あなたは少しカウルと連絡役よ。ここにいて。」


 画面は変わり、カーラントで衛星回収が始まる頃、ハンジャはポイント1を捉えていた。


 ルイス「こちらハンジャ。ルイスよ、ガルシア聞こえる?」

ガルシアoff「な、何て?……ルイス?」

ルイス「今ミクラットを捉えたわ。ガットの言っていた予定より早く来れたわ。」

ソディナoff「こちらミクラット。ハンジャはまもなく通過。通信感度良好。」

ガルシアoff「通過って何よ!通過って!」

ルイス「カーラントまでこのまま航行するわ。ガルシアもメッセージは聞いてるでしょ?地球で何か起こっているのよ、見過ごせない。私はラムルが衛星回収後、カーラントのサポートよ。」


 あっという間にミクラットを横目に通過するハンジャ。


 ミクラット内メインルーム。


 ソディナ「ハンジャ通過。周囲異常なし。」

ガルシア「ルイス?あっという間ね。凄い速度。これじゃあここからはあっという間に通信出来なくなる。……ソディナ、至急ポートルに連絡入れて。」

ソディナ「了解、ガルシア様。……こちらミクラット。ただいまハンジャが通過しました。」

ルイスoff「了解ソディナ、ちゃんと聞いてるわよ。こっちからもポートルに連絡する。じゃあ行ってくるわね。」


 ガルシア独り言off「行ってくるわねって……まったくもう、完全にあの頃のルイスね。」

ガルシア「ポートル?聞こえる?ルイスがハンジャでポイント2へ向かってるわ。連絡お願いね。」

ポートルoff「ハンジャがここへ⁉︎……で、ルイスさんが?……何でそーなっちゃうかなぁ……。了解、ガルシアさん。……。……こちらマーデクト。ポイント2よ。周囲異常なし。ルイスさん、応答願います……。」


 微笑むガルシア。Fade-out。


 Fade-in。


 ハンジャのコクピット。


 ルイス「マーデクト?こちらハンジャ。私とガット、ジックとガルアムがチームに参加よ。」

ポートルoff「ルイスさん、ガットも一緒でしたか。ポイント2へ到着予定は?」

ルイス「うーん……手が離せない。もう一度連絡するわ。」


 モニターテーブル近くのガルアムに向かって、


 ルイス「ガルアム?ポイント2へ到達予定は?」

ガルアム「1時間後確認出来ます。」

ルイス「ありがとガルアム。ガット、進路の監視ちゃんとしててよ。私とジックじゃ手が足りない。」

ガット「大丈夫。速度はまだ出せます。ルイスさん、気を付けて操縦お願いします。」

ルイス「ダイムのパーツが有るだけでこんなに違うなんて驚いたわ。バンズの試験航行が楽しみよ。」

ガット「そ、そうですね。まさかルイスさんが乗る気じゃないですよね?」

ルイス「それはバンズと相談するわ。…… ガット、カーラントに合流するまで通信をお願い。まずポイント2のポートルへ連絡して。」


 ポイント2で停泊中のマーデクトの画。そしてメインルームで待機のポートル。


 ポートル独り言off「ガルシアさんの通信が入ってビックリー。まさかルイスさんがハンジャで来るなんて……しかもハンジャって、何てスピードなの⁉︎……。」


 ポートル「こちらマーデクト。ハンジャのルイスさん聞こえますか?こちらポートル、応答願います。」

ガットoff「こちらハンジャ。ルイスさんに代わって通信受けます。感度良好、周囲異常なし。」

ポートル「あら、ガット。初めましてポートルよ。ルイスさんとジックがコクピット?」

ガットoff「初めまして、ポートルさん。ええ、その通り。ルイスさんが操縦です。僕とガルアムはモニター監視をしています。……まもなくマーデクトを補足出来る所まで来てますよ。」

ポートル「早っ。まるで軍の船じゃない!」

ルイスoff「ダイム金属のパーツを使っていればそうなるようよポートル。連絡の中継、忙しくなるわ。頼むわね。」

ポートル「りょ、了解―。……ガット、ガルアム、通信頼んだわよ。」

ガットoff「了解です。ポートルさん」


 ディゾルプ。



ストーリー152:静かな怒り


登場人物

バンズ、ピコ、グラン(声のみ、回想)



 バンズのドックではルイスとガットが出発した為、一旦船の組み立てが中断。


 メインルームのシートに座るバンズは全く別の事を考えていた。


 グランのメッセージのリフレイン。バンズの頭に残っていた。


 グランoff「……連絡及び内部データの確認を願っている。地球の存続に関わるかも知れない。一刻の猶予も無い。この周波数に連絡乞う。至急助けてくれ。……。」


 青く美しい地球の外観。


 最初に上陸した地球の画。着陸地点からの緑溢れる景色……。


 地球に上陸した時の事を考えているバンズ。


 バンズ独り言off「あんなに綺麗な星……無くなっちゃうのは悲しいや。地球人だって、荒れ果てた土地は嫌だと思うよ。……それで恒星が消えれば地球は凍りついておしまい……。なのに……必死で守ろうとしてる。助けを求めてるなら手を貸さなきゃ……それが当然だよ。アタイはそう思う。」


 モニターテーブルの横にはピコ。話しかけるバンズ。


 バンズ静かに「ピコ、地球で見た人型メカ。ヒューマノイド=アーマーって言うんだって……。あんなのフローターでも壊せそうで弱っちい。名前負け……でしょ?ピコ。……お願い、モニターテーブルにデータを見せて……。」

ピコ「了解、バン。モニターに投影。」


 ピコはモニターテーブルに転送している。


 バンズ静かに「デカいだけでカウルより弱そう……。高さ12m、重さ10トン……。手持ち兵器はレーザー砲だけ。こんなウロムナ金属も打ち抜けない武器なのに一体誰を守るのさ。」


 ストーリー40の一部回想……。


 グラン「……俺も確かに武器は持っている。でもそれは、反逆軍から守るため。一般人を傷つけたりはしない。軍が有るのは侵略者から守る為でも有る。今は反逆軍には銃を向けるがいずれ反逆軍とも和解出来ると信じて活動しているよ……。」


 更にストーリー80の一部回想……。

グラン「……前に来た時に言っただろう。俺達の武器は侵略者から人々を守るためのものだって。」


 バンズ独り言off「ウロムナ金属を使って作ったら、強いヒューマノイド=アーマーが作れるのかもね……。」


 ボーッと呟いていたが、バンズの中で何かが変わった。


 バンズ「ピコ、解析データの関節部分を出して。全部の箇所ね。」

ピコ「了解、バン。」


 モニターには間接各部のスケルトン画像が出ている。


 バンズ独り言off「しっかり作ってる。材質さえ良ければ満点。……でも、アイツらはメカは道具としてしか扱わない……。アタイ達のAnnは違う。皆んな一緒に過ごしてる。道具みたいに扱わない!」


 モニターテーブルを叩くバンズ。

 バンズなりの葛藤が有った。


 いつもと雰囲気が変わっているバンズの様子。


 バンズ怒りの独り言off「……守る為の道具と言うなら勝手にどうぞ!……アタイは構わないけどね……。(徐々に落ち着く)……ったく直ぐ作れるのはシールド位だよなぁ……。戦う道具にしてるメカとコクピットを守れる程度で十分だ。フンっ。」


 それでも図を書いているバンズ。


 バンズ静かな口調「ピコ、今度は左右の腕のデータ映して……。」


 モニターにHMの左右の腕の画像が映る。


 バンズ静かな口調「ピコ、腕のサイズを表示。」


 バンズは無意識の内に設計図を引いていた。


 別のモニターでは、ヒューマノイド=アーマーの両腕に合うシールドの図面が徐々に描き出されていった。


 バンズ静かな口調「ピコ、片腕の重さを表示。」


 バンズ、形状を手直ししている様子。


 バンズ静かな口調「……これ位が振り回す限界……。ピコ、片腕にこの図面を重ねて。終わったら仮の重量計算して。」


 ピコ「限界重量は100kg、これ以上では行動不能になります。」

バンズ静かな口調「この設計図に限界重量を当てはめてみて。そしたらどれ位の厚みか教えて。」


 ピコ「重量100kg、50mmの厚みで作成可能。」

バンズ静かな声「貫通試験は実戦でしてもらう。犠牲は覚悟の上でね……。でもこの設計図は直ぐに作れればの話。……一体、地球ではHM何体分必要だろうね。アタイらじゃ作っても運べないじゃん……。運ぼうにも時間が掛かる。……全て面倒じゃん……。あんな弱っちいメカを作るアイツらが全て悪い!」


 ディゾルプ。



ストーリー153:HM出撃計画


登場人物

ニュースキャスター、グラン、タロン、キース



 ラボラトリー・レンブラントに来ていたグラン。地下3階ラボフロアーのミーティングルームでニュースを見ていた。


 キャスター「……次のニュースです。宇宙研究所によりますと、太陽系に近い別の恒星系に向けて放出したメッセージ衛星は、まもなく太陽系外へ出ようとしている模様です。画像を捉える事が難しいものの、無事メッセージを発信しながら飛んでいるとの事です。……さて次は気象情報です。……南北極地の海が凍りつき始めて1週間。その大きさはかなり広がっていて、極地に近い大陸では、気温が氷点下を下回り、住民達を困惑させています。宇宙研の関係筋の談話として、極地凍結は太陽黒点の広がりが影響しているという推測が強まっているとの事です。…続きまして3大陸各地の気温です。……。」


 放送を切ると、


 グラン「HMを向かわせる事にしようと思う。」

タロン「反逆軍はどうする?」

グラン「この異常気象で大人しくしているよ。その隙に軍のHMを全て向かわせる。反逆軍は残った連中で十分対応可能。」

キース「太陽表面温度が変わってしまう程の何かを使うヤツらですよ?HMでどこまで対抗出来るんです?」

グラン「全てのレーザー砲の一斉掃射を喰らわせれば、少しはダメージを与えられるかもしれん……。数機で行っても無駄なのは目に見えて分かる。だからこそ全てを向かわせようと決意した。」

タロン「よほど接近しなければ相手にダメージを与える事は無理だろう。」

キース「近付くにも、HMの耐熱の限界の事も考えなければ。」

グラン「あの物体が太陽に気を取られている隙を狙う。全機300を100づつのチームとして1点に照射、これを連続して繰り返せばダメージを与えられそうな気がする。」

キース「気がするって……総督。それに耐える相手だったらどうすんですか?」

グラン「やるだけはやってみる。地球に直接攻撃されなくても、今の異常気象では国民の命すら危ない。だったら……。」

タロン「だったらダメ元で仕掛ける……と言う事か。」

グラン「他に対抗措置が見当たらない。君達のおかげでHMが進化してきたんだ。俺はそれを信じるよ。」

キース「製造を進めている通信モジュールの設計を変えて、エネルギータンクとして装備させましょう。全機分は無理としても……作れるだけの装備を用意させれば使用可能時間も増やせる……。総督、全てのドックで作業指示を出してください。」

タロン「レンブラントとしては、HMのシステムのグレードアップを作る。」

グラン「分かった。それで進めよう。……全て換装が終わったHMから順次出てもらうよう指示する。」

タロン「グラン。こっちはシステム改良が済み次第連絡する。HMへは各ドックでアップロードを頼む。」

グラン「よし。時間が無い。急ごう。」


 ディゾルプ。



ストーリー154:無事衛星回収


登場人物

ラムル、カウル、ジャン、ポートル、ガルシア、バンズ、ガット、ルイス



 メッセージ衛星と平行して航行中のカーラント。

左舷後方の脱出用のハッチからカウルが回収を試みている。


 ラムル「カウル、衛星をキャッチ出来る姿勢になったら言って。」


 ジャンを介してカウルにアドバイスするラムル。


 ラムル「ジャン。カウルの合図が出たら、カーラントを衛星にゆっくり寄せてね。」

ジャン「了解、ラムル様。」


 カウルには宇宙空間での姿勢制御は出来ないのは当然なのだが、カウル自身は手足をゆっくり動かして、衛星をキャッチ出来る姿勢を模索していた。


 カウル「ラムル様、この姿勢で掴みます。」

ラムル「了解カウル。……ジャン、頼むわよ。」


 ジャンはコクピットへ。カウルは四肢ししで一旦掴む作戦のようだ。


 衛星とカウルの画。


 カーラントがゆっくりと衛星に近付く。

合わせてカウルも近付いていく画。


 ラムルはブースの小窓に張り付いて見届けている。


 ラムル「ジャン、もう少し。頑張って。そのまま寄って。ゆっくり……。あともう少し。」


 カウルが衛星を四肢でつかんだ。


 ラムル「ジャン。カウルが掴んだ。このままゆっくりと速度落として。その間にブースに収容するわ。」


 四肢で掴んだ衛星を、今度はしっかりと両腕で持ち替えるカウル。


 ワイヤーを巻き取るラムル。


 カウルの足がブースに届いた。更にワイヤーを巻き取る。


 足が引きずられながらもカウルはブース内に収まった。


 ラムル「ジャン、カウルが戻った。速度はこのままゆっくり減速。……急いでこっちに来て、カウルにドアを閉めると伝えて。」


 ジャン「カウル、ドアを閉めます。ドアに近付かないよう待機してください。」

カウル「了解、少し下がって待機。」

ラムル「カウルの変形後ではこのブースギリギリだったわね。」


 脱出用ドアが閉まると同時に放射線除去を始めるブース内。


 カウルが向き直って、

カウル「無事回収完了。」


 ブースを開くラムル。


 ラムル「よく出来たわカウル。ありがとう。……ジャン、旋回して速度を戻したらポイント3へ航行。」

ジャン「了解、旋回後ポイント3へ航行。」


 30cm程の箱を前にするラムルと、元に変形したカウル。


 ラムル「今のこの箱の状態を教えて。」

カウル「メッセージが定期的に流れています。では内部を確認します。」


 箱の一辺に開けられそうな面が有った。


 カウル「ラムル様、内部はコンピューターの記憶回路の様です。開きますか?」

ラムル「うん、慎重に開けてね。」


 記憶回路には、通信用周波数、謎の物体の詳細画像、太陽黒点の異常画像、現時点での物体の位置情報、HMの両腕の様々な設計図、提供を希望するシールドの設計図のデータが入っていた。


 ラムル「ジャン、カーラントをオートにしたらこっちで手伝って。そのあとは通信を頼むわ。まずはマーデクトに回収完了したと伝えて。カウルは箱を開けてデータの取り込みをお願いね。」


 マーデクトメインルーム。


 ポートル「あら?ジャンから?……ジャン、ポートルよ。」

ジャンoff「衛星回収完了しました。記憶回路が入ったボックスを解析中。連絡をお待ちください。」

ポートル「了解、皆んなに転送するわ。それと、ハンジャがそっちにサポートに向かってるってラムルに伝えて。」


 報告待ちのミクラット内メインルーム。


 ポートルoff「こちらマーデクト。カーラントは衛星回収を完了して現在解析中。」


 画面カットイン。

ガルシア「やったわねラムル。」バンズoff「聞こえました。こちらも了解。」


 ラムルとポートルの通信を聞いていたハンジャ内では、

ガット「回収したんですね。了解ですポートルさん。……ルイスさーん、ラムルさんが回収完了したと連絡が。」

ルイス「分かったわガット。ラムルに連絡取ってみる。」


 回収の一報を聞いたルイス。ハンジャのコクピットで、

ルイス「ジック、少し操縦代わって。ラムルに連絡する。……こちらハンジャ。カーラント聞こえる?こちらハンジャのルイス、応答して。」


 カーラント内メインルーム。


 ルイスの通信が入った。


 ラムル「母上?……ハンジャだわ。……こちらカーラント。母上、聞こえてます。……何故?ハンジャで来たなんて……。」

ルイスoff「ガットが向かってくれるって言ってくれたから、便乗させてもらったの。……それで回収した物は?」

ラムル「地球からの箱型のメッセージ衛星。中に情報を記憶させてノアーナに向けて放出したみたい。」

ルイスoff「ラムル、解析は進んでる?私達も合流するから待ってるのよ。」

ラムル「それは心配ないわ。ポートルにも通信は届いてるし、皆んなは解析待ちよ。」

ルイスoff「了解、ラムル。カーラントまでひとっ飛びだからまた連絡する。」


 一部始終はマーデクトから通信リレーされ、バンズにまで届いた。


 ミクラット内メインルームでは、


 ガルシア独り言「やっぱりルイスは母親ね。……ラムルが心配だったのかも。……でもガットのハンジャが飛んでくれて良かったわ。あの航行の様子じゃルイスのマニュアル操縦ね、疲れも見せず偉いわルイス。さすが私の親友。」


 fade-out。

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