26

 そうして幾らか気を緩めていた二人は、フィールドに散っている面々の顔ぶれの変化に気が付けず、場内アナウンスで漸く事態を知るという体たらくだった。

 レフト。三合に代わりまして、赤根せきね

 赤根じゃん、と、生産性の無い鸚鵡返しをしつつ前のめる丹菊の横で、藍葉は、

「ああ、……『地獄』って、こういうこと?」

 何の話?、と、問うて来る彼女へ、

「つまりさ。この試合、もしも残りの三イニングお互いが無得点で、引き分けになったら、……実質、僕らの負けなんだよね。」

 地獄云々を脇に置けば一般に通じた、この彼の語りは、丹菊だけでなく他の同僚も巻き込んで肝を潰させる。

 その中から、結局丹菊が、生来の理窟っぽさの儘に、

「そっか、……三勝三敗一分だと、クライマックスシリーズのルール上、再試合無しで向こうの勝ちなんだっけ。そうなると、……成る程。あの、ちょっと早過ぎる気がする守備固めも、理に適ってるんだ。」

 この弁へ二の句を継ごうと、前列に座していた選手の一人が藍葉等の方へ振り返ったが、しかし、彼は、再び上体を回して前を向くと、立ち上がり、フィールド側まで歩いて行った。他の何人かも、ぞろぞろと彼に従って行く。この、落ち着かない者共は、外の不思議な叫喚を聞き咎めていたのだった。

 万座に囲まれているのだから騒がしいのは当然ながら、しかし、尋常でない、罵倒や悲鳴のようなものすらが遠く聞こえて来るのが、気怠げに構えながらも流石に気になったらしかった丹菊は、「なんすか?」と呟きつつ、ベンチ前方の人集りへ歩いて行く。

 その中の一人から、いや、何か、一塁側の観客席に警察来てるぜ、と返されると、彼女は、興味無さそうに――或いは、背を伸ばしてもチームメイトの壁を越えられなかったので、興味なんか無いよと強がりつつ――へぇ、とだけ呟いて帰って来、この応酬を漏れ聞いた藍葉も別段取りあわず、ただ、裏の六番からの攻撃をどう凌いだものか考えるのに、集中し始めたのだった。

 マウンドでは、藍葉の述べたことを論証するかのように、早くも贅沢に投入された守護神山先が、あの一発で面目を恢復かいふくしたらしい、妙に元気な紫桃を相手に、投球練習を行っている。

 

 まもなく四番から始まった巨人の攻撃だったが、しかし、やはり魔王の配球は容赦なく、フォーシームとツーシームの二択と言っても過言でない山先の乏しい球種相手にも、読みを完全に外されてのきりきり舞いを繰り返し、三者凡退に終わってしまう。最後は、苦し紛れに打ち上がったキャッチャーフライを、珍しく紫桃が、危なげながら捕球して見せた。

「タマにはやるじゃん、彼奴、」

と述べながら、外野守備の為にグラブを嵌めて飛び出て行った丹菊だったが、その軽口は、まともな打者が――投手でなく捕手相手には妙な言い方だが――紫桃を、打ち崩すのはやはり殆ど不可能だと戦きつつも、健気に自分を作興さっこうしようとしているのではないかと、藍葉には揣摩しまされた。

 

 いかにして紫桃相手に点を取るか、だとか、そもそも打順の関係で十一回表もおよそ得点出来なさそうだから、死ぬ気でここから二イニング無失点で切り抜けねばなるまい、などという重圧に、脅かされつつまた鼓舞されつつと、落ち着かない気持ちの藍葉だったが、いざ始まった十回裏、とんでもない目に遭わされることになる。ラミーロに負けじと、と言う訳では無かろうがとにかく巨人側からも投入された、守護神澤邑さわむらは、先頭宮咲に二打席連続となった単安打を献上すると、倉元を抑えた後の八番城崎にも、レフト前へ良い当たりを運ばれたのだった。おいおい巫山戯ろ、チームメイトだった前半戦、あんた全然打ててなかったろ、と藍葉が毒づく中、直接捕球となるか際どかったことも有って宮咲は二塁で止まってくれたものの、とにかく得点圏に走者が置かれてしまう。打った方の横浜側は、この回妙に喧しく、更には柄にも無く紫桃がベンチから声を出して来ていたので、その通りの良い声が、守備に必死な藍葉等の方にまで響いて来ていた。

 一死二塁一塁。単打でサヨナラ負けの場面となり、藍葉は、タイムを請うて澤邑の元へ行こうとしていたが、その前に投手コーチが飛んで来る。内野陣も含めてマウンド上で鳩首し、澤邑の球のキレや制球が別に悪くない、いや寧ろ最高に仕上がっていることの確認がされてから、こうなったら思いっきり全力で行け、そして、残りのお前等は思いっきり全力で守れと、激励がなされたのだった。

 丹菊に好もしく思われたように、あまりそういうノリ、気合を籠めればなんとかなろうという思想に同調出来ないたちである藍葉は、形だけでも押忍と返事してから、踵を返す。ここで、コーチの復路を気遣った彼は、謀らずも迂遠な道、大きく一塁側へ寄った経路を通ることになった。

 そこで自然と、横浜ベンチへ近づくことになったのだが、その一瞬に、

「おらぁ、藍葉ぁ!」

 紫桃の声。

 普段「君」付けで呼ばわって来る筈の彼女が、遠巻きに叫ぶ為に荒い口調となっているのを、面白がりながら藍葉は視線をやったが、

「汚ねぇ真似するからこうなるんだ、……精々怖がれ!」

 藍葉の、足が止まる。

 彼は、そのままきょとんとしてしまい、球審に促されて漸く定位置へ戻った。汚い、真似? ……なんだ、意味が分からない。一体、紫桃は何の話を、

 そう疑問に思いながらも、横浜からの代打山志田やましたを出迎えた彼は、ここでも登場してこない峯井はいつ左打席に入るんだ、彼奴は本当に両打ちなのかなどと、余計なことを訝しむ余裕を持ちつつ、しかし考えることは真剣に考えており、具体的には、山志田の性質、今年100打席も経験しておいて併殺も四球も一つずつという異様だが、打率は高くもなく低くもない、などを考慮してから、直球を澤邑へ命じた。先程コーチの残していった雰囲気に今一同調出来ない彼であったが、しかし、今日の守護神の球が充分素晴らしいことに対し、別に異論は無かったのである。

 サインに澤邑が頷いた直後、また、紫桃が叫んだ。

「山志田ぁ―! 男になれぇー! さあ打てさあ打て! やるしかない行くしかない打つしかない!」

 これが聞こえてしまった藍葉は、集中を保とうと努力する羽目となる。

 その後結局、IsoD.006の彼らしく、澤邑の150キロ超えの豪速球に初球から威勢よく挑み掛かった挙句、完全に空振った山志田を見て、ウチのリリーフエースをそう易々と打たれて堪るかよ、と思いつつ藍葉は球を投げ返した。そして、再びしゃがんでから、打ち気になっているのならばと、沈んで逃げるスプリットを要求する。

「山志田ぁ―! ちゃんと狙え狙え、落ち着いて行けー!」

 さっきから五月蝿いな、というか、言ってること変わってないか、と、藍葉は紫桃に呆れつつ、しっかりとミットを構えた。澤邑は、球威と荒れによって捕手泣かせな所も有る投手だったが、しかし、丹菊をノーサインで受ける為に苛烈な練習に堪えてきた藍葉は、最早危なげなく、地に突き刺さらんとする鋭いスプリットを捕球して見せる。

 しかし、肝腎の、山志田の空振りは取れなかった。

 ボール。

 紫桃を髣髴とさせる、と言っては褒めすぎだが、とにかく堂々と、ぴくりともしない若き彼に見送られたのを受け、藍葉は、首を傾げそうになるのを堪えつつ逡巡してから、直球のサインを送った。あまり、根拠は無い。毎球毎球根拠を求めても、それはそれで瑕になるだろう、と言うのが、このの誰よりも野球を経験してきた、彼なりの持論であった。

「山志田ぁ―! さあ打てさあ打て! どんどん喰らい付いてけぇ!」

 藍葉は、マスクの中、人知れず失笑を漏らす。紫桃の奴、また、言うこと変わってるではないか。まぁ、声出しの中身なんてその程度の精度かも知れないが、しかし、人懐っこさと烏滸を演じつつも、その実、露骨な傲慢さと非常に分かりにくい老獪さを持っている彼女には、どうも似合わない間抜けさだ。

 そんなことを思いながら、ミットを差し出した藍葉だったが、しかし、捕球は叶わなかった。山志田が、なんとかバットの上っ面で当てて見せ、バックネットへ真っすぐファールを弾いたのである。

 ほぉ、あの球速へ当ててくるか。まるで、直球だけに決めて腹を括っているようだなぁ、と、藍葉は感じてから、ならば、もう一球同じところにくれてやろうかと、三度のストレートのサインを出した。

 澤邑が頷いてから、

「山志田ぁ―! さあ打てさあ打て! 打っ叩けぇ!」

 この球も、弾かれて三塁側へのファールとなる。

 そうなれば、と、続けて藍葉がスプリットのサインを送ると、

「山志田ぁ―! なにやってんだ、ちゃんと狙え狙えー!」

 藍葉は、はっとなった。

 一瞬裡。

 違和感。

 なんだ? 何かは分からないが、しかし、……何か、致命的なことを見逃している気が、

 ここで彼は、急いで一度目の指示を打ち消すサインを送り直すと、二塁牽制を澤邑や二遊間へ命じた。澤邑は、マウンドで怪訝げな色を見せはしたが、素直に従ってくれ、一旦の間が置かれる。あまり意味の有るように思われない牽制に、緊張している筈の打者の山志田からすら、へぇ、のような、力の無い声が彼へ漏れ聞こえてきた。

 藍葉は、再び屈みながら考える。なんだ? ……何が、変なんだ? 何がおかしいんだ? 情況は、同点一死二塁一塁、ワンボールツーストライク。二塁走者を帰したら、負け。

 何も、変わっていない。……何が、変だ? 何が異常なんだ?

 あまり思考を纏められなかった彼が、仕方なく、直球のサインを送ると、

「山志田ぁ―! さあ打てさあ打て! 死んでも打てぇ!」

 彼は、気が付いた。目が丸くなる。鼓動が、激しい。背筋が凍り、突然、フィールドが液状化したかのような、ここから逃げ出したくなる不安に襲われる。

 しかし、ここで取り零せば、サヨナラ負け、つまり破滅となる彼は、当然じっとせざるを得ず、祈りながらミットを構えるしかなかった。

 果たして、――らしい彼、山志田に、白球が遺憾なく叩き抜かれる。綺麗に引っ張った、外野手前のヒット。唯一幸いだったのは、山志田が左打ちだったので、つまり丹菊が処理する打球となり、ここも、彼女の剛腕によって宮咲の本塁突入だけは防がれたのである。

 一死満塁。

 藍葉はこの窮地に、しかし、捕手らしく投手や野手を鼓舞したり、彼らへ指示を出すでも無く、まず、振り返って紫桃を睨み付けた。

 一瞬、きょとんとした顔を作った彼女は、しかし、ちらとカメラマン席を目で盗んで、自分が抜かれていないことを確認すると、片頬を邪悪に捩じ上げつつ、親指を立て、首を搔き切る仕草を送って来た。


   死ね。


 捕手同士の明瞭なサインに、横浜ベンチの周囲は一瞬ぎょっとしたようだったが、しかし、まぁ旧知の相手に際どい諧謔かいぎゃくを送っただけなのだろうと解釈されたらしく、別段騒ぎにもならずに雰囲気が霧散していた。

 しかし、無論、これは諧謔などではなく、紫桃の本意であり、……つまり、この試合には密かに、藍葉の命も含めた二つの世界の命運が掛かっているのだから、死のメッセージは別段冗談にならないのであって、そして更に言えば、紫桃は、本当に心底、藍葉等を打ち破らんと、――つまり、殺そうとしていたのである。

 そして、この、世界の秘密とは裏返しに、横浜の彼らのみが知っていて、漸く今藍葉が暴いた秘密も、一つ存在していた。


 紫桃は、……


    藍葉の指示: 直球、スプリット、直球、直球、スプリット、直球

    紫桃の声: 打て、狙え、打て、打て、狙え、打て

    山志田の挙動: 直球狙いのヒッティング、見逃し、直球狙いのヒッティング、直球狙いのヒッティング、(牽制に切り替え)、直球狙いのヒッティング


 「打て」なら直球、「狙え」ならスプリット。六球が投ぜられる間の、偶然にしては異様なる完全一致。

 一瞬の内に、藍葉の中で、種々の疑問が氷解した。つまり、この試合ずっと押さえ込まれていた癖に、突如、決して悪く無い状態の澤邑をここまで追いつめ始めた、横浜打線の猛攻は、この回俄に吠え始めた、紫桃の協力を受けてこそだったのだ。そしてあの、去る、横浜のシーズン最終戦で、紫桃のみでなく打線全体から完膚無きまでに打ちのめされ、打者七巡30点を献上した東京は、あの時も珍しく声出ししていた紫桃によって、手の内を全て見透かされ、潰滅したのではなかったか? そして、あの試合前の紫桃の名演説、三河の為に皆で東京を打ちのめそうと言う台詞は、この悪逆を指していたのか?

 理窟は通るし、ルールも通るだろう。何せ、サインを盗んだら反則となろうが、しかし、……直で見破った相手の企みを味方に伝えてはならない、という条文は何処にも有るまい。恐らく、ピッチングの癖を見抜いたのと、全く同じ話になってしまう筈だ。野球規則は、さとり妖怪の存在など考慮していない。

 常識とルールの狭間を、そして、相手の思考や防禦策を綽々と射貫く、文字通り、の刃。

 その刃、最後の切り札を、昨日黄川田の家で懸念されていたように、紫桃はとうとう抜いて来たのだ。……しかし、すると何故、今の今まで、紫桃は我慢していたのだ? 大分前、彼奴自身が電話で漏らして来たように、成る程、あの東京戦は、三河への勝ち星や自分紫桃の規定打席到達の為に、草木一本残さぬほど相手を蹂躙せねばならなかったのだから、ここぞと切り札を抜いたのだ、と言う事情乃至口実は理解出来る。また、彼女一人では駄目で――恐らくは、私あのチームの投手の癖全部分かるよ、との方便でも用いつつ――チームで協力せねばならないのだから、毎試合毎試合では辟易されるということも含め、確かに、滅多には実行出来ない作戦なのだろう。しかし、……この、クライマックスシリーズは、正しく、「ここぞ」ではないのか? 何故横浜はこの切り札を、最終戦の十回まで温存していた? 三合が九回裏に斃れていたら、いやそうならずとも、自分藍葉が迂闊にも紫桃へ配球を漏らさなかったら、どうするつもりだったのだ? 何か、きっと、……事情か、条件が有るのだ。この、切り札、彼女の目を全員で共有すると言う、余りに兇悪な攻撃策には、

 しかし、……どうすればいい? 分かったところで、今、どうすればいいというのだ? 自分から、例えば、「多分、サインが破られている。だから、初球は1、二球目は2、という風に、サイン解釈に数字を足せ。」と、提案するのは簡単だが、しかし、……今、自分達が被っているのは、その実、サイン破りでは無いのだ。サインを幾ら変えたところで、或いは、自分がサインを出すことを忌避すらしても、……魔王は、自分藍葉の代わりに、マウンドの投手の思考を直するだけだろう。何も、解決になっていない。また、紫桃の所業は、ルール上不正とはならずとも非難には当たる筈だが――だからこそやはり普段の試合で使っていなかったのだろうか――、しかし、それを糺弾する為には、という事実を広く、しかもこの場で、今すぐ、共有せねばならず、そんなことは、考えるのも馬鹿馬鹿しい程に不可能だった。

 つまり自分は、この満塁を、自分自身で乗り超えねばならぬ。――敵だけでなく、味方までも騙し果せたままに。

 一番、鍬原が入ってくる。横浜打線は守備固めによって攻撃力を毀たれている訳だったが、三合に代わった赤根の打順は三番であり、この回、打順が回ってくることは絶対に無い。二番迄で、無失点で凌ぐか、巨人が死ぬ。つまり藍葉は、折角の横浜の瑕に、全くつけ込めないのだった。

 代走は、意外にも出されない。先の山志田の打席でも出なかったのだから、首尾一貫とも言えるが、つまり、三塁走者の宮咲を引き下げるまでして姑息的な攻撃力を上げるよりも、チームの地力を維持すること、安定して引き分け以上に持ち込むことが優先されているのだろう。奇を好む、言い換えれば、恐れずに確信を貫く性癖で有名なラミーロだったが、しかし、その強かさは藍葉を戦かせた。日本シリーズ出場決定サヨナラの場面ですら、恐るべき意志の重さである。

 スプリットのサインを出した彼を、嘲弄するかのように、

「鍬原ぁ―! 引っ張れ引っ張れ!」

 さっきと違うな。打者の一々へ、使う符号を変えているのか。

 続けて藍葉は、澤邑が投げ始めた瞬間に、皆が大きく見えるな、と、間抜けな感覚を覚えた。一死で三塁走者が居る場合の習いとして、野手が当然前進することが頭から抜ける程、彼は浮ついていたのである。

 そんな中、澤邑の球が、浮いた。

 鍬原のバットが、綺麗に捉える。

 快音とセンター返し。

 絶望。

 しかし、前進していた蝶野が、なんとかグラブの先でこれを捕球する。

 スタートを切る宮咲。

 藍葉は、死に物狂いで備えたが、しかし、彼が蝶野の素晴らしい返球を受け止める頃には、とうに踵を返していた宮咲が三塁で腰を落としていたのである。

 二死。

 藍葉は、溜めた息を漸く吐き得た。

 なんとか一旦切り抜けたが、しかし、

 酸欠。眩暈がする。足許が覚束ない。

 次打者は柁谷。確か、……今年のホーム試合得点圏打率、.365。

 どう、攻める? ……どう、

 一人、呆然と弱り切った藍葉は、堪らず三塁ベンチの方を露骨に見やり、右翼を指差した。

 無論、選手の彼にそんな権限など無いし、そんなサインを定めていた訳も無い。しかし、彼の真率にして悲痛な表情を見受けた巨人の首脳陣は、というよりは、鷹橋は、ダッグアウトから飛び出て球審を呼びつけるのだった。

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