罪と罰なアレ

 人類裏切るレベルや国家反逆レベルの罪状(冤罪だけど)で、死刑ではなく追放刑の適用でざまあ物語を開幕します。いやいや、極刑ですよ普通、ざまあ出来ないと思います。


 物語として、主人公が生きていないと始まらないのはわかるのですが、そんな罪状なら、たとえ実の子供でも、兄弟でも、肉親でも、死刑にしたとして、誰も非難しないですよ。証拠がそろっているという設定なんですから。


 あとは、罪がばれたので捕縛される前に自殺したという建前で、確実に毒殺してから公表ではないですかね。情けは人の為ならずといいますけど、為政者の中途半端な情けは後で自分と子孫に、取り返しのないしっぺ返しになって帰ってくると歴史が証明しています。異世界ではそんな生臭くて血みどろの権力闘争は無かったのかもしれませんが。


 百歩譲って、高い塔の上に、とか幽閉刑にして、死んだことにするならわかりますけど、追放刑で自分の目の届かないところに解き放つなんて、一番やってはいけないやつでしょう。


 日本の文化みたいに冤罪で陥れられた人は怨霊になって祟るとか、やんごとない人は殺しちゃいけない文化なのかな、と脳内補完したり。間一髪、誰かに助けられるとか、殺されたけど過去にタイムリープするとかの設定でお願いします。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る