食肉のアレ

 解体した動物の肉を、熟成などせずにすぐに食べるという場面が多く見受けられます。内臓は新鮮なものほど良いけど、お肉は季節や環境にもよるけど、ある程度は熟成してから食べる物だし。なによりも、捕殺してすぐに運んでくるのが凄い、血抜きをする場面があっても川で洗う、水や氷でゆっくり冷やして死後硬直が解けてから解体するなどの処理をせずに肉を食べている。


 ましてや、村人総出で肉パーティだ、ヒャッハーなどとやっていますが、そんな固くてあまり美味しくない肉(むしろ不味い)で大喜びって、普段から肉の前処理もせずに食べているのかと、小一時間ほど問い詰めたいくらい驚愕してしまいます。捕殺後に解体して、すぐにはスーパーのパックに入ったようなお肉にはなりません。


 なにより、熟成させてイノシン酸などのアミノ酸を増やしてから食べたほうが、美味しいのですが、新鮮じゃないやつを食べたら美味しかった、みたいな失敗だと思ったら、そっちが成功みたいな経験則は存在しないのでしょうか、いやマジで。


 これも魔法的な何かで一気に肉の熟成を進めているのかなとか、異世界の生き物だからそんなの必要ねぇ、そんなの必要ねぇ、とか脳内補完しております。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る