第263話【ネタバレあり】ファイヤーパンク【解説編】

 ご覧いただきありがとうございます。

 以下、いささかのネタバレを含みます。

 ネタバレの苦手な方は、是非、第001話から第100話までの本編をお楽しみの上、再度お越しください。

 なお、第十二章~第十九章、第110話~第199話は欠番で、最初から存在しません。




――ここから――



 スチームパンクの世界観ってロマンですよね。

 スチームジェネレーターがあって、バルブがあってコックがあってメーターがあってスチームタンクがあって残量があってとかとか。

 

 でも、もう、フツーになっちゃってると思うんですよ。

 今更私が時代設定とか工夫してもどこかで誰かがすでにやってると思うんです。

 で、スチームじゃなくて火薬であれこれするファイヤー・パンク。

 これもどっかにはそんな作品があるんでしょうけれども……。

 

 徹攻兵の小銃弾、機関銃弾の効かない防御力と、

 

 徹攻兵の光条武器の無類の強さと、運動能力の高さから生じるつばぜり合いの延々続く剣劇と、

 

 その要素に追加される、刀の峰部分に仕込まれた火薬の発火による必殺剣、

 

 みたいなコロシアム競技ものとかおもしろいなあと思うのですが、これ、全身機械化が前提の世界観じゃないと競技人口が減るだけなんですよね。

 そうすると全身機械化の動力も微量の火薬が関節ごとに仕込まれてとか、火薬動力の全身機械化は競技用、及び軍事用で、通常生活は電力動力での全身機械化で過ごしているとか、でもそうなると基本的に脳髄以外は全て機械とか、どんどん世界観がずれていっちゃうんですよね……。

 

 徹攻兵は徹攻兵のままでファイヤー・パンクをめざすとすると中途半端だし。

 ラインメタルがすでに火力武器なので、なんとか近接武器でも火力による支援を組み込みたい。

 

 あれか、戦鎚に火薬仕込んで必殺技にすればいいのか。

 第四世代型装甲服まではラインメタルの正面からの直撃で脆化するから一撃当てて、装甲が脆化して無くなったところにもう一撃当てればいいわけで……。

 いや、一撃当てて装甲が脆化したら「一本」でそのラウンドは終了みたいな展開か。

 十二ラウンド制で、本数の多い方が勝ちみたいな……。

 女子でもタイミングの取り方がうまくて高ランクの選手がいるとか、小柄だけど懐に潜り込んでいくジャイアントキリングな選手がいるとか……。

 

 あー、拳に火薬動力のパイルバンカーが仕込まれていて、一試合三発まで発動できるとか、それで装甲を脆化させた方が勝ちとか、足にも火薬が仕込まれていて火薬出力によるハイキックとかローキックとか、そして足にもパイルバンカーが仕込まれていて、一本取るとか。

 胸にも火薬が仕込まれていてフラッシュスウェーとか、背中に火薬が仕込まれていてフラッシュダッシュとかどうだろう。

 

 まあ、本編にはそんな描写はなく、あるのは八本様を見た二人の活躍だけなんですが。

 徹攻兵はアクション小説でもあるので、戦闘シーンの連続とか必用だよなー、と思っており、なにか工夫ができないかと考えている次第です。


 もし、お気に止まりましたら100話までの本編をご笑覧ください。

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