第240話【ネタバレあり】前後長刀のジョイント【解説編】
ご覧いただきありがとうございます。
以下、いささかのネタバレを含みます。
ネタバレの苦手な方は、是非、第001話から第100話までの本編をお楽しみの上、再度お越しください。
なお、第十二章~第十九章、第110話~第199話は欠番で、最初から存在しません。
――ここから――
徹攻兵は世代が上がると能力が倍になります。
まあ、なるのは作者である私のかってなのですが、世代が上がりすぎると能力が過剰になりすぎるんですよね。
一応スプレッドシートにはまとめているのですが、第八世代型装甲服の光条武器とか二十メートルになることになってるんですよ、表の上では。
二十メートルの格闘武器とか、それでなんでも豆腐みたいに斬っていくとか、あり得なさすぎて笑っちゃいます。
言わずもがなですが楽しい笑いじゃなくて、小馬鹿にした嗤いです。
我がことながら「ばっかじゃねーの」って思います。
工事現場で解体屋をするがよい。
さておき、徹攻兵の無敵の防御力に対して光条武器は強すぎます。
光条武器での戦いを描いていたら、登場人物を百人出しても片付けられてしまいます。
なので光条武器ではできるだけ戦わず、光条砲やラインメタルを活用する方向で物語は展開してゆきます。
ただ、主人公である輝巳にお告げを告げる八本様は本作では格闘戦を支援してくれるので、輝巳も格闘戦に取り組みます。
それでも、戦場で頻発するであろう、「多対一」での戦いを想定した場合、後ろの守りどうするのと考えた時に、なんていうか、世代的に自然と、前後に刃の付いた長刀を思い起こしちゃったんですよね。
……そんなの、あの超有名作品でしか見たこと無いですよね?
少なくとも私はあの作品でしか見たこと無いです。
なんですけど、八本様が相手の太刀筋を受ける動きを示唆してくれることを考えると、これがなかなか有りだなあ、と。
得物の長さが命の光条武器なので、前後長刀も、前の刃も後ろの刃も長くないといけません。
これに柄の部分を加えると、構えた時は、まだ、よしとしても、携行するのに邪魔すぎるな、と。
そこで二本に分割し、使う前にねじ込む方式にしました。
まあその、「満を持して登場」みたいな雰囲気も醸せると思ったこともあります。
で、突然ですが「ハードロック工業」さんってご存じですか?
緩み止めナットのメーカーで二十年くらい前から存じているのですが、製品のすばらしさもさることながら企業名が凄い素敵で強いあこがれがあります。
直接的にはその名前は出していませんが、輝巳が二本に分割された前後長刀を「柄をねじ込み一本にすると、ロックナットでハードに固定する。」の部分には、ハードロック工業さんのロックナットが使われていることを強く意識しました。
はあ、まじ素敵な企業名。
もし、お気に止まりましたら100話までの本編をご笑覧ください。
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