第238話【ネタバレあり】装甲の末端の劣化【解説編】

 ご覧いただきありがとうございます。

 以下、いささかのネタバレを含みます。

 ネタバレの苦手な方は、是非、第001話から第100話までの本編をお楽しみの上、再度お越しください。

 なお、第十二章~第十九章、第110話~第199話は欠番で、最初から存在しません。





――ここから――



 これなー、夢見過ぎなのはわかってるんだけどこれなー。

 

 ……書きだそうとしてやっぱり恥ずかしくなって指が震える。

 まあ、小説の設定ということだし、書こう。

 

 装甲服の末端ですが、摩耗により劣化します。

 徹攻兵は等身大ロボットみたいな外観ですが、中身は歩兵で、戦場ではより有利な地形を求めて動き回ることになります。

 小銃弾や、世代によっては機関銃弾の直撃を受けても塗装面すら劣化しない装甲服ですが、装甲服同士がこすれ合うことで、こー、ダイヤモンドを磨くのにダイヤモンドを使う要領で、装甲の縁から塗装がはげてきます。

 装甲服は基本的に、けっこーありふれた鋼材でできているので小さな錆びも浮いてきたりします。

 

 オリーブドラブの塗料なんて、多分、ありふれているのでちょいちょい、と塗り直せばいいのかもしれませんが、徹攻兵の間では、年期を示す意味も含めて、装甲の縁の部分の塗装がはげて、金属色が出ているのをそのままにしている徹攻兵もいます。

 

 着甲時強化現象の特徴として、暑さ寒さを感じないことや、激しい活動をしていても筋力を使っているわけでは無い事から、汗とは余り縁のない装甲服ですが、やはり長年使っているとにおいも付いてきます。

 そのため、装甲版はそのままで内装だけ張り替える発注をする徹攻兵もいます。

 メーカーも最初の頃は装甲の再塗装などもしていたのですが、徹攻兵達が年期の意味で塗装のはげを気にしていることを知ってからは受注時に「再塗装されますか」と希望を確認するようになったりしています。

 

 ……ふー、夢見がち要素に触れることなく装甲の劣化について解説できたじゃん。

 はあ、まじ、やればできる子YDKだわ。

 まあ、そんな装甲の劣化に触れるシーンは本編の中にはないのですが、「アデル・ヴァイス」を書けることがあったら、触れてみたいな。

 

 もし、お気に止まりましたら100話までの本編をご笑覧ください。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る