第217話【ネタバレあり】特務予備自衛官という設定のずるさ【解説編】
ご覧いただきありがとうございます。
以下、いささかのネタバレを含みます。
ネタバレの苦手な方は、是非、第001話から第100話までの本編をお楽しみの上、再度お越しください。
なお、第十二章~第十九章、第110話~第199話は欠番で、最初から存在しません。
――ここから――
予備役、って言葉は知ってたんですよ。
だから自衛官も予備役っていうと思い込んでいたら、予備自衛官なんですね。
ほんと、一昔前ならこんなことも○○白書みたいな本でも買わない限りわからなかったのに、今時は座ってるだけでわかるんですから素晴らしいです。
主人公格の四人には普段の顔があって欲しかったのです。
まあ、第212話でも書きましたけど、「俺ツエー」したかったのだからある意味当然です。
そして、ただ普段の顔があるだけじゃなく、作戦に口を出す権限が欲しかった。
そこで、普通の予備自衛官と違う扱いを受ける特別な予備自衛官として「特務予備自衛官」制度というのを設けました。
ざっと、こんな要件を前提にしています。
・15歳の誕生日を迎えた次の3/31以降の者から任用可能。
・一般的にも特殊な技能を持つなど、特に個人を特定して任用しなければならない要件があるときに適用される。
・官職名は特務予備「階級」相当官と呼称される。
・非常勤特別職国家公務員の身分が与えられているが、
防衛招集命令、
治安招集命令、
災害等招集命令、
国民保護等招集命令
への招集された場合に際して、出頭を拒否する権限を持つ。
・出頭した場合、その日をもって自衛官となりその職務を遂行することとされている。
……、もうね、改めて落ちついて考えるとね、最初の要件からしてあり得ない。
いろんな意味であり得ないけど、一つには「なんでアニメは若者ばっかり活躍するのさ」っていう四十八歳ならではの反骨心で書き始めたのに、最年少で十五歳から活躍できちゃう設定を突っ込んでしまう自己矛盾があり得ない。
まあ、コレにはコレでそれなりの理由があり、この設定を活用したシーンが作中にしっかり出てくるわけですが。
もし、お気に止まりましたら100話までの本編をご笑覧ください。
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