第213話【ネタバレあり】戦車砲のサイズ感【解説編】
ご覧いただきありがとうございます。
以下、いささかのネタバレを含みます。
ネタバレの苦手な方は、是非、第001話から第100話までの本編をお楽しみの上、再度お越しください。
なお、第十二章~第十九章、第110話~第199話は欠番で、最初から存在しません。
――ここから――
これ、未だに答え出ていないんですよ。
戦車の主砲って基部が主砲塔に組み込まれています。
一方で徹攻兵の「ラインメタル一二〇ミリL四四」はむき出しの主砲身に四発の増倉を追加したものです。
砲身の口のサイズが十二センチの穴で、その十二センチの穴が四十四個続いた分だけの砲身の長さ、五千二百八十ミリメートルの長さがあるというのが、ラインメタルの砲身長の実体です。
砲身だけの長さで五百三十センチです。
戦車の主砲の画像を色々見たんですが、主砲を抱えている人なんて居るわけないんですよね。
なので写真のイメージと身近なもののイメージから、中くらいの古い電柱を抱えて構えるイメージでいます。
ぶっちゃけ、あほほど長っが。
でも、それを構えて主力戦車ではちょっと着弾のむずかしい四、五キロ先の目標にも完璧に狙撃して、更に次の目標を狙い撃つ。
この、主力戦車でも困難な状況を可能にする歩兵が徹攻兵の魅力だと思うんです。
本当は、もうちょっと取り回しよく、砲身を短くしてあげたいのですが、砲弾に十分なエネルギーを与えるには砲身長が必用となり、このような長大な砲身を振り回すことになると。
その手元不如意さも含めてどう、いなしていくかが徹攻兵の運用の腕の見せ所なのではないかと思うのです。
もし、お気に止まりましたら100話までの本編をご笑覧ください。
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