第二十二章 範囲を広げてよそみをしつつ

第211話【単なる随筆】一番好きな三つのアニメ【余談もいいとこ】

 ご覧いただきありがとうございます。

 以下、いささかのネタバレを含みます?

 ネタバレの苦手な方は、是非、第001話から第100話までの本編をお楽しみの上、再度お越しください。

 なお、第十二章~第十九章、第110話~第199話は欠番で、最初から存在しません。





――ここから――



 若い頃はオペラとかバレエを見に行ったりもしたものです。

 舞台って総合芸術で素晴らしいですよね。

 大好きなバレエは「くるみ割り人形」。

 大好きなオペラは「エウゲニー・オニェーギン」です。

 大好きで、そして納得してないミュージカルは「キャッツ」です。

 

 そして日本のアニメって最高じゃないかと思うのです。

 

 レック・イット・ラルフとかフローズンとか、海外のアニメでもワクワクする作品はありますが、日本のアニメだってもちろん負けていない。

 芸術に優劣をつけること自体、いささか愚かしいことではありますが、もし、「あなたの一番を一つだけ教えて下さい」といわれたら、迷わず「巌窟王」を上げます。

 少し昔のアニメですが、テクスチャを使った絵作りが美しい。

 そしてストーリー自体も美しく、原作をご存じの方もきっと最後まで楽しめる作りになってると思います。

 

 あ、私自身はよそ様の小説を読むのが凄い苦手で「モンテ・クリスト伯」も読了したことはないんですが……。

 

 もし、機会があったら是非ご覧頂きたい、そんなアニメです。

 

 

 ……さてさて、「あなたの一番を二つ教えて下さい」という、すこしずるい定義を与えて頂けるなら、「巌窟王」に続けて「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を付け加えたい。

 キャラデザが美しいし、一シーン、一シーンが美しいし、一シーズンのストーリーの中で主人公が確かに伸びてゆく健やかさが愛おしいし、なにより、泣ける。

 私は電車の移動の合間にスマホでみてるので泣いたりしませんが、泣ける。

 そもそも、泣くのって美しいことなんだと思わせてくれる。

 そんな作品です。

 この拙文では二番目に上げたタイトルですが、一番押したいタイトルの一つなんです。

 「巌窟王とヴァイオレット・エヴァーガーデン、どっちか片方しか選べないの、どうしたらいいの?」

 と聞かれたら、もう「タイトルで選んで!」と言い切ってしまいたいくらい一番押したいタイトルの一つなんです。

 

 

 そして、「あなたの一番を三つ教えて下さい」という、贅沢な定義を与えて頂けるなら、「巌窟王」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に続けて「citrus」を上げたいです。

 初めて見た百合アニメなのですが尊い。

 とにかく尊い。

 二人の主人公の心の動きが揺れ動きながらも心を寄せていく様をみて、ぶっちゃけ、キスシーンとかみてて「はわわ、はわわわわ」と取り乱しながら追いかけていたのですが、電車の中で、すげーいけないものをみているような、それでいて美しくて目が離せないような、そんな気分にさせてくれました。

 ……四十八のおっさんが電車の中でなにしてるんだろうな……、まあ、アニメみてるんですが。

 そしてこの拙文では三番目に上げたタイトルですが、一番押したいタイトルの一つなんです。

 わかりますかね、この気持ち、わかってもらえますかね?

 

 「citrus」は原作コミックが十巻まで出ており完結しています。

 アニメ化されていたのはそのうちの四巻部分のエピソードまでになりますので、アニメの続きをコミックで追うことができます。

 これがまた尊いんだ……。

 五巻の騒動。

 六巻の浮き沈み。

 七巻の「足りない」。

 八巻の合宿。

 そして九巻のシュトゥルム・ウント・ドランク、感情に対する理性の優先の不器用という感情の優越。

 九巻で読了しても、それでも素敵な作品だと思いますが、十巻はまさに「citrus」というタイトルにふさわしい内容でした。

 ……なるべく、核心に迫りすぎずに作品を推薦したかったのですが成功してますかね……、失敗ですかね……。

 

 とにかく、「徹攻兵」は少なくとも南洋解放の戦闘シーン当たりまでは「citrus」を読んで胸がきゅんきゅんしてる空き時間に書いたといっても過言ではないくらい、「citrus」ばっかり読んでました。

 

 ……それってどーなんだろ。

 

 念のため繰り返しますが「citrus」は素敵な恋愛マンガで徹攻兵は戦記物小説です。


 もし、お気に止まりましたら100話までの本編をご笑覧ください。

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