第210話【ネタバレ有り】個人専用装備【入門編】
ご覧いただきありがとうございます。
以下、いささかのネタバレを含みます。
ネタバレの苦手な方は、是非、第001話から第100話までの本編をお楽しみの上、再度お越しください。
なお、第十二章~第十九章、第110話~第199話は欠番で、最初から存在しません。
――ここから――
ちょっと今回の話しは、いや今回の話しも? 二転三転します。
第207話で「アニメと違って、軍隊の装備に個人専用なんてない」と書きました。
そりゃそうです。
数が命の軍隊ですから、数を揃える方が優先で個人用にサイズを合わせてなんてくれません。
支給品に体を合わせろ、という考え方だそうです。
でも、徹攻兵では個人専用装備にしたく、徹攻兵のなり手が少ないという設定とセットにして、「装甲がぶつかり合って運動性を損ねたらいけない」
「だから個人専用にサイズ合わせをしなければいけない」ということにしました。
まあ装甲服自体、複雑な機構を持つわけではなく、装甲板をくみ上げるイメージで、むしろ内装というか、内側の構造がショックを吸収する形じゃないと辛いよな、と。
八十年代のファンタジーアートで、ビキニ水着風の鎧を着けている女戦士のイラストなどがあって、「女性の柔肌に直接金属板を着込んだら痛くてしょうがないだけ」というコメントを見たことがあり、「なるほど、さもありなん」と思っていたこともありました。
ともかくもこれで、機体と搭乗者の組み合わせ、みたいに装甲服と着甲者の組み合わせができることになり、個人ごとにデザインの違いを出せておかしくない、というつじつまが合いました。
ところが今度は、ふつふつと「お金がかつかつの自衛隊がサイズ以外の要素までお金を回してくれるはずがないじゃん」という気持ちが強くなり。
こんな所、作者である私のさじ加減でしかないのですが、そもそも装甲服のデザイン自体、読み手の印象にゆだねたく、余り細かく描写していないし決めてもいないので、そこに個人要素をごちゃごちゃ書き加えるのもなんか不自然だと思うようになり、結果、個人ごとの個性を設定することもなく、画一的な容姿の徹攻兵が勢揃いすることになりました。
それでも、二人の主人公格には特徴を持たせたく、光条の色味にあわせた特色を出してみました。
もし、お気に止まりましたら100話までの本編をご笑覧ください。
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