第109話 外伝含め小説部分完結の辞

 ご覧いただきありがとうございます。

 以下、いささかのネタバレを含みます。

 ネタバレの苦手な方は、是非、本編第001話からお楽しみの上、再度お越しください。





――ここから――


 本編、100話まで二十一万余文字、外伝を含めると二十二万八千文字までおつきあいいただきまして、本当にありがとうございます。

 小説は書き手が書くだけでは完成せず、読み手が読了して初めて完成するジャンルの芸術分野だと思っています。

 読み手である読者様に恵まれて、『徹攻兵「アデル・ヴォルフ」』は初めて成り立ちます。

 

 本編では、大きく四つの戦闘とそれを取り巻く人間模様を描きました。

 外伝では、本編で触れることのなかった、世代と段位の相関性や、高世代型の限界、光条砲の開発秘話、明理の官僚としての仕事の側面、そして皐月の戦闘面での活躍を描きました。

 「小説」の形での「高貴な狼」は書ききりました。

 まだまだ、描ける要素はあるのですが、その力は新作に向けたいと思います。

 新作については、着想を大分と進めているのですが、「どういう雰囲気の作品であるべきか」に悩み、沼にはまってしまったように動けないでいます。

 

 新作発表までのつなぎの時間をどのように過ごすかについては、少しアイデアがあります。

 いずれにしても小説としての『徹攻兵「アデル・ヴォルフ」』はこれまでを持って完結です。

 一度ならず、いつかまた、二度、三度と読み込んでいただける機会に恵まれましたら、もしかすると新たな発見、気づきを得ていただけるかも知れません。

 ここに置いてありますので、お気軽にお立ち寄りください。

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