世界の教科書

つきみなも

洗脳

「洗脳」という言葉をご存じだろうか。

知らない人に説明するとしたら、まあ、「思い込み」という感じのものだろう。

知っている人であれば、この言葉は自分とは遠い存在だと思うかもしれない。

だが、言葉が話せて「1+1=」が解ける地点で、貴方はもう洗脳を受けている。

前述した通り、洗脳とは「思い込み」だ。

つまり、「1+1=」という単純な式の答えが2であるという思い込みをしているという意味では、洗脳済みだ。

そうだな。

もっと分かりやすくしようか

例えば北方領土の問題だ。

ロシア側は北方領土はロシアのものだと言い張っている。

日本は北方領土を日本のものだと言い張っている。

さてどっちの土地だと聞かれたときに

どちらかの国名が出たとする。

そもそもこれが人間のものだと認識している地点で「洗脳済み」だ。

あり得ない話だが、例えば北方領土が宇宙人のものだったとしよう。すると国のものではなくなる。人間のものでもない。

いつから勝手に人間のものとなったのか。

それは先人が「ここは人間の土地だよ」と先祖代々教えてきたせいで、常識と化したからだ。

常識は一種の思い込み、つまり「洗脳」だ。

さあ、ウォーミングアップはこれぐらいにして、これからこの教科書に書いていくことは「常識を建て直す」

ことを主とする。だからくれぐれも「常識」を持ったまま読まないように気を付けてくださいね。

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