第8記:節分

 帰路の途中、スーパーに寄り、食べものと飲みものを買った。家に戻り、室内に干しておいた脱水ものを、バルコニーの物干し台に移動させた。天候が回復したからである。

 衣類の乾燥を、太陽に任せている俺としては、まことにありがたい展開と云える。その後、再び外出した。近所のコンビニに行き、払うべきものを払った。財布が随分軽くなった。


 コンビニから、徒歩で30秒ぐらいの位置にあるカフェに入り、昼食をしたためた。オムライスを食べた。食後、コーヒーを頼んだ。テーブルを借りて、郵送の支度をした。どうしても、今日中に済ませておきたかった。終わってから、コーヒーを飲んだ。店を出て、最も近いポストに手紙を投函した。


 帰宅後、愛機を起動させた。ぴよぶっくを呼び出し、編集作業に没入。草小説1頁と草随筆1頁、計2頁を投稿した。前者は、戦闘場面と戦闘場面を繋ぐブリッジ、後者は、映画と本の感想文だ。

 今週の金曜日と来週の日曜日は、外出の予定があるので、ぴよ活動は低調になるだろう。残念なことだが。ともかく時間が足りぬ。体が二つ欲しい。


♞1月29日の日記の一部。


 雑用の消化に奔走した。終わってから、近所の食堂に行き、たぬき丼を食べた。美味しかった。小鉢に盛られた麻婆豆腐も旨かった。

 帰路の途中、スーパーに寄り、食べものと飲みものを買った。同じ内容の店内放送(寸劇風)がエンドレスで流れていた。俺の購買意欲に変化はなかったが、おかげで「今日が節分の日」であることを思い出した。


 帰宅後、新世紀大辞典で「節分」を調べてみた。以下は、その抜粋。


「立春の前日。これを年改まりの日とし〔略〕全国的に招福行事である豆まきをし〔略〕ヒイラギの枝にイワシの頭を刺したものを戸口に刺したり、悪臭を発するものをいぶして邪霊の侵入を防ぐまじないも行われる」


 なるほど。そうだったのか。砂利の頃、豆まきはやったけど、ヒイラギの枝にイワシを刺したり、悪臭を発するものをいぶしたり…は、していなかったと思う。土地土地によって、節分のやり方も変化するのだろう。方法は異なっても、邪気(鬼)を払うという目的は同じであろうと考えられる。

 個人的には、鬼よりも、ストーカー(人間)の方が怖い。豆まきやヒイラギでは、追っ払えないからだ。対ストーカー用の効果的アイテムはないかな。


♞2月3日の日記の一部。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る