公務員一次試験には欠席しました。
──『愛情劣等生』──
☆☆☆
2023年9月24日(日)。13時18分。休みの日。
こんにちは。井上和音です。
自由を行使するときには自分を縛り付けている存在があれば、自由を行使する際には恐ろしい程のストレスが掛かるのだと気が付きました。
「明日はもう行きたくない。受ける前から落ちることが分かっている。統合失調症を障害者枠で採るわけがない。受かっても手取りは12万くらいで何もメリットを感じない。もう受けるのをやめさせてください」
と二度ほどお願いしました。包丁を持って「それ以上言ったら殺すぞ」と言われましたが「ああどうぞ殺してください。自殺で終わるくらいならば他殺で終わったほうがまだマシです」とは後半は言えませんでした。前半は言いましたが殺されることもなく今は生きています。
殺されなくても刺されても良かったのかもしれない。刺されて被害者面をすれば人生はもうちょっと自由になる。ただ病院にでも入院している間はブログの更新も出来ないのかなとか考えていました。
なんというか。なんでしょうね。「これから先は地獄の人生が待っている」とも言われましたがどうなんでしょうか。今まで公務員試験を5年程受けてきましたが、その5年間で人生が天国にでもなったのでしょうか。
特に何も変わりはありませんよ。ただ諦めることの連続で、一度も成功したことのない人間の慣れの果てをこうやって文章に残すくらいしか出来ることはありませんでした。
パソコンとキーボードさえあれば別にもう良いんじゃないの。人並みの幸せは充分に享受していると思います。このままで良いんですよ。「一家の恥だ」とも言われましたが、あまり家族のために生きている状態では無いような気がしています。
家族は私に何かしてくれましたかね。私は家族に何かを返さなければいけない状態にあるのですかね。
愛情劣等生とでも言うのでしょうか。何が足りなくて自分のような人間が出来上がったのかも謎ですね。統合失調症って性格に起因するのでしょうか。性格がおかしいのでしょうか。常識を知らないのでしょうか。
育て方でも間違えたのでしょうか。幻聴で「これはヤバい」とか聞こえてきますけれども、幻聴さんは私の一般的に見ればねじ曲がっている根性を叩き伸ばすために幻聴なり、統合失調症なりに仕立て上げたのでしょうか。
私が不運不運と言っているつもりはありませんが、何かがおかしいのかもしれません。いや、実は特に何もおかしいことは無いよというのが結論なのかもしれません。
究極的に自分のことしか考えることが無い人。金銭的にも自分のことしか考える余裕のない人。どこかで間違った人生。実は間違っていなかったりして。間違ったわけで無くて、何でしょうね。間違っては無いけれども、発達障害なのか、得意不得意があるかつ、何かがおかしいような人生。
例えば、幼少期の頃から「自信」という言葉の意味がよく分かっていませんでした。「自信」って何ですか。自分を信じるって何ですか。何か人生の道を選んでその道を歩む自分に対して自分の中で自分を応援する、ないしは信じるというのが「自信」という言葉の意味らしいですが、そもそもの人生で自分の道を選び取れるほど自分は偉い人間でもありませんでした。部活に入りなさいと言われたからサッカー部に入りましたし、塾に行きなさいと言われたので塾に行きました。高校はどこが良い? とか訊かれる間もなく出来るだけ偏差値の高い高校へと行きました。そのあとは大学受験に向けての勉強が始まり、「どこの大学に行きたいの」と言われても特に大学などそもそも自分が行くような学習機関ではないと思っていたので適当に東京大学とか言っていました。旧帝大を受けさせられて受かるはずもなく、浪人を重ねていき、自分は何を目指して生きているかも分からぬまま同志社大学に受かったので行くことになりました。私立しか受からなかったので「お前は贅沢だ」と言われ罪悪感を抱えながら京都へと向かいました。料理も何も教わらなかったので、一人暮らしになっても何もすることは出来ませんでした。お金も無かったので料理するどころか食器すらありませんでした。茶碗と鍋型のプラスチックプレートしか無かったので、白いご飯と何かを食べていたような記憶があります。一分間で湧く電気ケトルを買ってもらえたのはありがたかったですね。おかげでインスタントラーメンやインスタントコーヒーを飲むのには困ることはありませんでした。
親元から離れられてようやく子どものような遊びや漫画を買うことが出来ました。京都市という都会に行けてよかったです。何が正しいのか何が面白いのかを一人で探究していました。楽しい孤独な生活でした。サークルに払う月謝が高すぎてサークルには入りませんでした。ポケモンサークルとかに入りたかったですが入る勇気もありませんでした。
さて私はどこで間違えたのでしょうか。え? どこも間違っていない? 今も? そう感じていただけたら幸いです。
公務員正職員になってきつきつで生きるよりかは、こうやってゆるゆるの時間確保が出来る中でゆるゆると何かの文章を綴り続けられたらそれだけで充分に満足でしょう。本音を言うならば本とか読みたいけれどさ。それは叶わない願いでしょうに。
人生は終わった後も続くから終わった先は淡々として。
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