【論考:日本政治】「物価高を止めるにはウクライナがただちに停戦交渉を結べば良いのでは?」と日本が絶対に言えない理由

──『国会議員や医長など、お金の面で不安がない人がなぜ収賄するのですか。

  こそこそと裏で悪いことをすることがそんなに楽しいのですか。


 「はい。楽しいです。これ以上に楽しいことはありません。

 なんて言えるわけがないでしょう。今の発言を撤回します。私は関与していません」


 『『ウクライナに武器を供与しない』と首相が言ったのは大いなる誤解がある。ウクライナに新型の武器を供与しないと言っただけなのだ』


 と星条旗の前で大統領は仰いましたが、ポーランドには撤回という言葉が無いのでしょうか。便利ですよ撤回という言葉。Tekkai という言葉を使えば問題は一発で解決しますよ』──

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 タイトルから書いています。私は国際情勢専門家でもなんでもありません。ただの一市民の文章に過ぎないことを考慮してお読みください。


 タイトルと関係ない文章も含まれます。

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 2023年9月22日(金)。21時03分。


 冒頭言が長すぎ。あとタイトルがあれなんですよ。日本の政治に歯向かおうとかそういう雰囲気が出ているからあまり自由に何でも書けないような気がしてしまうのが。


 気にしないほうが良いと思うよ。あまりにも文章とタイトルが食い違えばタイトルを変えればいいだけの話。


 日本の政治に歯向かうつもりは一切ありません。ウクライナを冒涜ぼうとくする意思も一切ありません。冒涜という強めの言葉を使ってしまいましたが、これから読めば特にウクライナにはあまり関係のない文章が続くことが分かると思います。


 文章が自由ではない。注意書きばかりだ。


 名前も名乗りたくない。どうしようか。


 こんにちは。井上和音です。


 自由に書こうと思います。


 最近、米津玄師さんのKICK BACK という曲にハマっていまして。ええ。昨日も言いましたね。その中の歌詞で『未来努力abeautifullstar』(歌詞を書いてはいけないので綴りを間違えていたり文字列の間を空けないようにしています。)と歌ってらっしゃるところがありますが、何度聴いても『未来努力 a devil monster』と歌っているように聞こえるのですね。devil monster ですよ。『チェンソーマン』の主題歌ですから、もしかしたら本当に devil monster と歌っているのかもしれません。a beautiful star が努力していたら devil monster でしたというオチなのかもしれません。なんか良い感じですからね。それがお似合いで幸せになっていましたという意味なのかなとか思いました。


 いつか歌評でも書きましょう。note 用に。数分で消える歌評という記事。読みたい方は note にいって『井上和音』で調べてくださいな。カクヨムでは歌詞を書くことは禁止なので。きっちり守っていこうと思っています。


 運営から修正願いのメールが来ましたからね。自由に何でも書ける場所を失うのは嫌ですよ。


 さてそろそろタイトルの方を。


 「こんにちは。年賀いやがらせです。明日は休みですね。明後日は転職試験。どうなるのでしょうね。……と私が横槍を入れるのは良くないですか。明日は休みですが転職先をインターネットで調べ続ける一日になりそうと。異世界小説はどうするのですか。え? 明日の自分に任せる? 今日の自分と明日の自分は他人だ? そんなことを言って過去の発言を自分とは関係ないとか、まるで言葉を撤回するようなことばかり重ねているから周りから信用を得られないのではないのでしょうか。


 たまには言葉を撤回しますと宣言してみないさいな。影響力も特に無いので撤回する必要性も無いのですね。雑ー魚雑ー魚雑魚音頭」


 書こう。


 世界では物価高が続いています。小麦の値段はどんどん上がっています。エネルギー価格もどんどん上がっています。「そんなデータどこにあるんですか。ちゃんとデータを調べてから物を言いなさいよ」と言われそうですが、恐らく報道と日本の社会的空気と世界の途上国の食糧不足の報道を見る限りでは、物価が上がっています。


 途上国では「とにかく戦争をめろ。停戦しろ。せめて休戦協定でも結べ。安定した小麦の供給を再開させろ。お前ら二国間の戦争のせいで世界中が迷惑しているんだ。どうでもいいからとりあえず戦争を止めろ」という意見が有ったり無かったり。


 日本では「戦争をとりあえず止めろ」と言う意見は耳にしません。なぜでしょうか。戦争が止まることは良いことではないのでしょうか。


 日本では絶対的に「ウクライナの反転攻勢を応援しよう」という報道がなされます。ウクライナがあの土地を奪還した。ウクライナがロシアの防衛線を突破した。ウクライナが少しでもロシアを圧し込むことが良いこと、素晴らしいこととして報道されます。


 なぜでしょうか。ウクライナが被害者の国だからでしょうか。ロシアが加害者の国だからでしょうか。西側東側の続きということで、ロシアが旧ソ連を引き継いでいるからでしょうか。


 どうでもいいという言葉は無関心な風で申し訳ないのですが、あまりどの国がどの国と戦っているから反転攻勢を応援するという帰結では無さそうです。ウクライナを非難したり冒涜する意思はありません。


 ただ、日本がウクライナの反転攻勢を応援する最も根本にある考え方は「法に基づく世界の下で、力による一方的な現状変更が成功したという歴史を絶対に創らせてはいけない」という根本的な考え方があります。これが基本中の基本であり、これ以上でもこれ以下でもありません。力による一方的な現状変更が成功した歴史を創らせないためにウクライナを応援しているわけです。更に言えば、「直ちに戦争をやめてください」と言うことも決してありません。なぜなら、途上国の言う「直ちに戦争をやめろ」と言うのは、事実上ロシアが支配しているウクライナ東部四州、並びにクリミア半島をロシアが支配したままで「とにかく戦争を止めろ」と言っているからです。これでは日本が掲げる『法に基づく世界の下で、力による一方的な現状変更が成功したという歴史を絶対に創らせてはいけない』という論理から外れてしまいます。ロシアがかつてのウクライナの領土を支配したままで戦争を止めたら、力による一方的な現状変更の成功を意味しているからです。そうでは無くて、日本が支持しているのは「かつてのウクライナの領土全てを奪還したうえで、平和的な解決を望む」という姿勢なのです。要するにウクライナには「反転攻勢頑張れ!」としか言えないわけです。


 ではなぜ日本は「ウクライナよ反転攻勢頑張れ!」ないしは「法に基づく世界の下で、力による一方的な現状変更が成功したという歴史を絶対に創らせてはいけない」という論理を絶対に崩すことが出来ないのでしょうか。


 考えてみれば当然なのですが、最近のお隣の国、中国の発展と軍事力強化並びに海洋進出の頻発があります。


 中国は強くなりました。かつての日本のガセモノを作るような国から既に脱却し、とうとうGDPも余裕で日本を超えました。経済的な面もさることながら海洋進出、南シナ海への海洋進出が危機的なほどに増えていきました。フィリピンも態勢を変えるほど、中国の海洋進出は進みました。


 台湾有事と一言で言ってしまえば多分良くないです。もしも、ロシアが力による一方的な現状変更が成功しましたという事例を作ってしまったら「じゃあ行くか」ということで中国もそれに倣い台湾有事どころではなく、日本に攻め入ってくる可能性もあります。あくまでロシアの力による一方的な現状変更が成功した後の世界での話です。


 なぜ日本に攻め入るか。日本は平和憲法のもと自衛の範囲内でしか軍事力を発揮できないと定められているからです。日本に攻め入って例え失敗したとしても、日本の自衛隊は中国の領土内には攻めくことは出来ません。中国の侵攻が失敗したとしても中国が失うものは軍事的な人的資源と武器弾薬くらいでしょう。あくまでロシアの力による一方的な現状変更が成功した後の世界での話です。力による一方的な現状変更を選択したほうが得をするという世界の流れになった後の世界の話です。今の時代の話ではありません。日本が徹底的に賛成している「法に基づく世界の下で、力による一方的な現状変更が成功したという歴史を絶対に創らせてはいけない」という定言が崩れ去った後のお話です。


 この定言が崩れ去ったら日本は非常に危険な時代へと突入していきます。日本国憲法の九条の条文の改正などほぼ不可能です。国民の過半数が賛成を投じる可能性は断じて低い。憲法改正には圧倒的な時間も掛かる。現実的ではない課題が次々と襲う中で、中国から領土侵略に襲われるかもしれない。そういう未来がやってくる可能性が充分に高いのです。「法に基づく世界の下で、力による一方的な現状変更が成功したという歴史を絶対に創らせてはいけない」という定言が崩れ去った後では。平和憲法がある限り。


 日本国憲法を批判しているわけでもありません。平和憲法は尊守するべきだと思っています。そういう立場です。ただし、平和憲法を守り続けていく中では、守り続けるその根源には「力による一方的な現状変更が成功したという歴史を絶対に創らせてはいけない」という揺らいではいけない定言が根底にあるからこそ、平和憲法も守れることになります。


 逆に言えば、誤解を恐れずに言えば、平和憲法があるからこそ「法に基づく世界の下で、力による一方的な現状変更が成功したという歴史を絶対に創らせてはいけない」という立場を日本は取らざるを得ないと言うことも出来ます。ウクライナに対して「物価高騰が続いているから直ちに停戦に持ち込んでよ」とは絶対に言えない運命に日本という国は立たされているのです。「徹底的に抗戦してくれ」としか日本は言えないのです。そういう道、政策を選び取ったのではなくて、世界に類を見ない絶対的な平和憲法があるからこそ、何があろうとウクライナへはロシアへの徹底抗戦を呼びかける以外に、将来の日本を考えた上ではそう言わせざるを得ない日本独特、日本にしかない事情が存在するわけです。


 日本のウクライナ侵攻に対する見方は一本道しかありません。選択してそういう政策、施策を取っているわけではなく、それしか唱えようが無いのです。


 時代を選び取るのではなくて、そうせざるを得ない国はどうなっていくのでしょうか。何が正しい。何が悪い。何が邪魔。何が欲しい。そういう選ぶことの根幹を考えることが出来ない特殊な国、日本の行く末はどうなっていくのか。全ては「法に基づく世界の下で、力による一方的な現状変更が成功したという歴史を絶対に創らせてはいけない」という主張が勝つのか負けるのか、そこだけに論点があるのだと思われます。


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