お互いがお互いにすげえすげえと言い合える仲は、結構良い関係性だと思いますよ。

──『お互いがお互いにすげえすげえと言い合える仲は、結構良い関係性だと思いますよ』──


 2023年8月15日(火)。21時29分。終戦記念日。終戦の日と言ったほうが良いのか。ちなみに国民の休日ではありません。


 世間はお盆。台風7号の影響で五山送り火は16日に延期になりました。


 調べてみたら延期ではなく最初から16日にあるみたいでした。


 こんにちは。井上和音です。


 先ほどテレビで『Z世代の戦争』というような名前の番組がNHKであっていました。ジャンルはNHKSPECIALでした。


 その中で「自衛のための先制攻撃」という言葉が使われていました。ロシアのウクライナ侵攻の際に最初に用いられた、侵攻の理由だそうです。そのあとに「ネオナチが~」とかが出てきていたらしいです。


 「自衛のための先制攻撃」ってすごいですね。自衛という言葉は実は使い勝手の良い正義を語るうえでよく使われる言葉らしいです。日本も日中戦争、太平洋戦争でも「自衛のための戦争」という言葉が使われていたと資料に残っていたらしいです。NHKさんはいい仕事をしてくださいました。「自衛」という言葉が何かしらの防衛施策せさくとして使われていたら少し注意を向けていたほうがいいというメッセージなのかもしれません。集団的自衛権。自衛のための敵基地反撃能力。自衛のための核共有。核共有は最近は聞かなくなりましたがどうなるのでしょうか。はだしのゲンが広島教育委員会から教材として無くなったので、「原爆投下地の広島がやらないならうちの県でもやらないよ」という流れで決まっていきそうな気がします。


 教材として扱わなくなった後でも小学校の図書館には置いておいてほしいですね。永遠に。ここで言う永遠は本当に永遠です。図書館が電子図書館のみになったとしても、物理的にさっと読める状態にしておいてほしいですね。


 ロシアが「自衛のための先制攻撃」と言ったのは簡単に言えばNATOが怖いとそれだけなのです。


 番組の中で「世界に統一する警察を作ればいい」といった意見も出ました。多分その警察を作るためにもの凄い数の戦争の果てに「世界警察」のようなものが出来そうな気がしますが、世界警察のようなものが出来たらどうなるのでしょうか。恐らく法で徹底的に縛り付けて、互いの宗教とか関係なく一つの思想に統一されてしまうでしょう。一夫多妻制の禁止とか。そこでまた勢力争いが起きるでしょう。


 考えてみれば、アメリカが中東ばかりに戦力を割いたのは、国際連合の常任理事国にイスラム国家がいなかったからではと今思い付きました。中国のウイグル自治区はイスラム教なので、微に入り細を穿うがてばイスラム圏の国は無かったとは言い切れませんが、細かいことは放っておきましょう。常任理事国にイスラム国家がいたらどうなったのでしょうか。中東は中東独自の歴史を歩むことが出来ていたでしょうか。


 Ifは考えるだけ無駄な話なのかもしれない。


 「貴方に嫌いな人が居たらどうしますか。平和的に解決する方法を教えてください」


 「その場から逃げる。二度とその人と顔を合わせないようにする。目の前にいなければ、認識が無ければ居なくなったもしくは死んでしまったと同義だから」


 「それを国家間でやるにはどうしたらいいと思いますか」


 「無理」


 「ヒントは日本とオーストラリア、ニュージーランド、アメリカです。なんでこれらの国々は長い歴史上、他の国に完全に支配されるということが無かったのでしょうか」


 「隣国がいないから。島国だから」


 「その通り。そこで私は全ての国家を島国にすれば、この世から戦争は無くなるのではないかと思い付きました」


 「そうだね。国と国との間をぐにょーんと引き離して。って無理でしょ。世界地図のパズルじゃあるまいし」


 「ヒントは地球温暖化」


 「……地球さん。もしかして地球が温暖化しているのは海面上昇を上げてあらゆる国々を島国にするために貴方は」


 「多少の犠牲はいといません」


 これはオフレコです。ただ思い付いたことを書いただけですね。地球温暖化はもうなってしまいました。これからは温暖化を超えて灼熱化しゃくねつかですね。10年前にテレビで「地球温暖化になると日本はこうなる!」みたいな気象現象が普通に今起こっていますからね。


 鳥取で大雨特別警報ですよ。大雨特別警報が出されたことない地域ってもう少ないのではないのでしょうか。「道が川のようになっております」ってもう今年に入って何回聞きましたか。


 そんな感じで戦争だの地球環境だの大きなことを考えながらも、明日の朝になれば「キャッチ世界のトップニュース」は見ずに甲子園を見てしまう自分がいることでしょう。


 大きなことを語り過ぎましたが私なんてそんなもんです。


 明日は休みです。プールに行けたら行きます。精神科には必ず行きます。


 「こんにちは。お久し振りの年賀いやがらせです。そろそろ冒頭に書いてある『お互いがお互いにすげえと言い合える仲は、結構良い関係性だと思いますよ』の内容を、はよ書いてくださいな」


 2000字超えてますよ。ここまで読んでくださっている人に対して申し訳ないとか思わないのですか。


 とか。


 朝からやつしろサニーサイドファームのキッチンカーがありました。昨日の朝は居ませんでしたが、今朝がたは友人が居ました。


 「へい! お兄さん」


 と声を掛けて軽く喋りました。Who are you? という感じではなくてよかったです。このノリで行って誰ですかとなったら恥ずかしいですからね。


 そこで働いていることを言ったりしたら「すげえすげえ」と言われました。何がすごいのと思いました。パートですよ。何がすごいのと言いましたが「いやすげえよ」と言われました。


 尊敬の念で扱われるのは大事なのだと思いました。


 昨日は次の日も会えたら梨のコールドプレスジュースを頼もうと思っていました。仕事が終わって行ってみると、ばっちり営業していました。


 「梨を一杯、頼むよ」


 とまあ。頼みました。


 するとキッチンカーに飾ってあった梨をその場でざくざくと包丁でぶつ切りにしていきました。果汁がじゅわじゅわ出て来ます。それをコールドプレスジュースを作る機械に梨の二個分くらいを入れていきます。


 すぐに梨の果汁100%が流れてきました。あまりの新鮮さに「すげえすげえ」と叫んでしまいました。というよりかは、作業工程をスマホで録画していたので、後から見直してみると自分が「すげえすげえ」と無意識に叫んでいたらしいです。


 あれはすげえ。文句なしの梨の果汁100%ジュース。贅沢だ。贅沢過ぎる。普通にかじっても美味いだろうに。美味いところだけを濃縮したジュースにしてくれるなんて。


 「へい。お待ち」とジュースを貰った後は、記念撮影をして飲んでみました。


 梨だ。間違いなく梨。梨独特の粒感も残っているような気がした。これが農家が作る最高の贅沢なジュースか。


 昨日の甘夏も最高だったが梨ももちろん最高だった。友人は良い大人に育ちました。


 お互いがお互いにすげえすげえと言い合える仲は、結構良い関係性だと思いました。友人は凄いです。間違いなし。


 今日は涼しかったので良かったのですが、キッチンカーもグレードアップして扇風機でも付けてやれば、もっと涼しく営業出来るのではないかとも思いましたがこれは蛇足ですかね。これは本人たちが決めること。


 コールドプレスジュースは色も鮮やかなのでインスタ映え、もといツイッター映えするのは間違い無しです。見た目はカクテルのようです。しかしこれがジュースなのですね。


 最高の夏をありがとうございました。

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