いのうえ古書堂店

 2023年7月14日(金)。21時37分。金曜ロードショー、コクリコ坂からが本当は観たい。カルチェラタンの雰囲気は大好きです。カルチェラタンの雰囲気を味わいたい方は同志社大学の新町キャンパスに行きましょう。何回も行ったけれど、何回も言ったけれど、サークルの雰囲気に馴染めませんでした。私が貧乏過ぎたのか。同志社大学ではなくて京都大学とかだったら……授業に付いていけていないでしょうね。東京大学の新月お茶の会とかだったらどうだったのでしょうか。私は馴染めましたか。DMSに入りたかったのだけどどうして入れなかったのかい。苦手な人がいましたね。なんとなく去ってしまいました。あれって読書会じゃないか。哲学科が毎週やっていることと同じことをやっていますよ。同志社ポケモンサークルはゲーム機を買うお金が無かったために入れませんでした。ボカロサークルも入れず。


 一人恋人がいたら違っただろうなと思っています。恋人に連れられて色んなサークルだったり観光地に行ったり。祇園祭に行ったり。奮発して浴衣姿で夏を楽しんだり。勉強を教えてもらったり。体調を崩したら看病してもらったり看病したり。一人。一人いれば大丈夫なのです。うう。ああ。


 多分、恋人がいたら映画「花束みたいな恋をした」のような感じになっていたかと思われます。あんなリッチな大学生って本当にいるのかと疑問は残りますが。


 恋人を作れるかどうかは顔じゃないのですよ。顔で選ばない。雰囲気で選ぶ。孤独でも大丈夫そうだったあの人に声を掛けていれば私は今頃……。そうだよ。統合失調症になってしまった後でもその人が支えてくれていたのかもしれない。もうこれから先には恋人の希望が見えない。マッチングアプリしかないのか。見ず知らずの人を顔で選ぶ時代、年収等の額面で選ぶ時代になってしまったのか。うう。「君と出会えて本当に良かった」とか別れ際に言う時代は終わってしまったのでしょうか。


 愛しのあの人というわけでは全然ないのですが、最初のゼミで孤独にポツンといた二人同士が結びついていたら神さまも「そうだよその通り。後は流されて生きて行け」とか思っていたのかもしれません。しかしながら、哲学科にいながら小説になる材料を探し続けて今出川図書館のみならず同志社図書館をふんだんに使い果たしていた私は、孤独だったから自由に本の冒険とか出来たのかもしれません。実家に戻って来て本の冒険とかが出来なくなり、完全にスローダウンし、言ってしまえば5年くらい経ちましたが成長は0と言うのが本音でしょう。同じような文章を何回とうおこに書いたかは分かりません。実存哲学でキルケゴールまで辿り着いた時に急激に統合失調症が起こりました。実存哲学はキルケゴールで終わりだと思われるので、次はデリダなどの……何哲学って言うのだろう。デリダとか現代フランス哲学に触れていたのかもしれません。


 メモ:いのうえ古書堂店。


 こんにちは。井上和音です。前置きだけでえらく長くなりました。そうですね。コクリコ坂からですね。私は宮崎吾郎監督が大好きです。宮崎駿監督よりも好きかもしれません。恋愛模様がシンプルなのです。少年少女が出るのにませている感じが好きです。少年少女は自由かつ共同生活が必須となるのでそこでませた存在になると、人生が楽しくて楽しくてたまらなくなるのだと思います。自分もませた振りをしていた10代だったような気がしますが、それは親が何かしら高級なバッグ等を買ってくれたおかげなのかもしれません。高校時代から親が急に甘くなりました。まさかの高校に受かってしまい、高校授業料無償化の政策とも重なり、だいぶ親の財布も緩かったのだろうなと思っています。大学生活一人暮らしになってから生活が崩壊していきました。買いたいものは何も買えない。アルバイトするくらいならば本を読んだほうがいいとかいう通説を真面目に信じてしまい極貧の生活を余儀なくされる。体重がどんどん痩せていく。授業に付いていけない。急性アルコール中毒で人生が変わる。リキュール4ℓを飲んでいなかったら今はどういう人生を歩んでいるのでしょうね。コンサータ、すなわちメチルフェニデートですが、覚醒作用がありますね。メチルフェタニンがなぜ覚醒剤と呼ぶのか。簡単に言えば覚醒作用があるからだと思いますが(言うまでもありませんが覚醒剤を見たことも服用したこともありませんので実際には分かりません)、コンサータもそのうち……言わないほうがいいでしょうか。


 いのうえ古書堂店ってなんですかという話ですが、古物商を取ったら地元に古本屋を開くのが夢です。あくまで夢です。というか地元に本を読む文化が無さすぎます。図書館に行ってもキルケゴール全集やフロイト全集などは全く置いてありません。歴代のノーベル文学賞作家の棚などもありません。よく分からない古めの小説が置いてあるだけです。田舎なので貧乏なのは分かりますが、これでは子どもたちが本を読む理由が見つかりません。キルケゴールだろうとフロイトだろうと、数学ガールだろうと、大学への数学だろうと、読もうと思えば中学生くらいで充分読める内容なのです。翻訳が古すぎて意味が難しい日本語で書かれているだけの場合がほとんどで、光文社古典新訳文庫とかを読めば誰でも読めるのです。読んだ先でようやく新しい選択肢が生まれてくるだろうと信じています。だから地元のいのうえ古書堂店みたいな、古本屋を造って「ノーベル文学賞受賞者の棚」とか「芥川賞・直木賞受賞した本の棚」みたいなのを創りたいのです。しかしながらどう考えてもお金にはなりません。


 例えばもう一つ思い付いたことを書いておくと、いのうえ古書堂店では立ち読み自由どころか椅子やテーブルを置いて座り読みも自由にしたいです。しおりを挟むのも自由。持ち出さない限りは自由に読んでください。ところが! 誰かに買われたらその本はもちろん無くなってしまうので、お気に入りの本を見つけたら早めに購入することをお勧めします、みたいな変な本屋さん。変な古本屋さん。暇を持て余した高齢の方や、学校終わりの小中学生のたまり場になりそうですが、それでいいのです。それでいいのですが、先程も書いた通り商売になりそうにありません。何かしらでお金でも貯まったら地元に恩返しのつもりでそんな古本屋を創るのも良いのかもしれません。


 そもそものその夢の為には、まずは古物商許可証が必要です。古物商許可証は今後の人生においてだいぶ必要な気がしてきたので、人には黙っておこうと思います。ただ綽綽しゃくしゃくと書類を作っていこうと思います。本当の夢は誰にも話さないほうが現実になりやすいです。西尾維新先生の恋物語で学びました。あと自分の人生で学びました。人に言うと大抵邪魔されると知っています。一人でコツコツとやっていたらするっと許可証が手に入ったりする。人生ってそんなもんですよ。こうやって一人で信じられるのが己のみみたいな人生を送ってしまったから大学時代にサークルに入ることも出来なかったのでしょうね。恋人はつくりなさい。散々依存しなさい。笑いなさい。泣きなさい。信じなさい。料理を作ってあげなさい。幸せにしてあげなさい。人肌の温かさを知りなさい。大事なものを手に入れなさい。せっかく生まれてきたのだから。

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