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生きているのに殺し続ける領域に早く行きたい

 2023年2月11日(土)。20時54分。


 涼しい気温。いいですね。蛍光灯から聞える音が虫の鳴く声に聞こえてきて、なんとなく初夏というか、「ああ。良い気温」と思うわけです。


 こんにちは。井上和音です。


 休日でした。ずっとITパスポートの勉強をしていました。「勉強って、やっていると『勉強をしている自分は偉い』とか思ってしがちで、他の趣味とかを馬鹿にしがちなのだけれど、勉強って、実は一歩も前に進んでいなくて、勉強をした果てに、資格試験で正解を全部選択すれば、それが勉強の意味がようやく実るわけだよね」とか思っていました。


 「はい。こんにちは。年賀いやがらせです。勉強はどれくらい進みましたか? 教科書を200ページくらい。残り350ページくらい。明日もやるから許してくれ。ほう。井上さん。早く死んだほうが良いのではないのでしょうか」


 え?


 「井上さん。気付いてくださいよ。もう無理なんですよ。普通になるのは無理って、もう平日のパートタイマーで散々味わってきたでしょう。note のほうも怪しいし。なんかまた別の友人に『note のボランティア会員にならないか』みたいなLINEを送ったのでしょう。言っておきますが、note は一生成功しません。はい。怪しいです。何がゴールデンサークルですか。note の記事とマガジンに50,000円の単価を付けて、どうにかメンバーシップに入ってほしいと誘導しているようですが。50,000円で買われたらどうするのですか。名言集めを多くの人としたいというたったそれだけの夢ではあるのですが、なんだかんだお金だって欲しいのでしょう? 貰えるのならば。問題になったらどうするのですか。炎上したらどうするのですか。無職にでもなったらどうするのですか。だから、早く死ねと言っているのです」


 え? 


 「天国に法律はありませんから。天国っていいところですよ」


 「らせ。それには断固反対する。僕は天国を経験したことあるけれど地獄のような所だったぞ。天国から一時的に現世に戻ってきたときは、#コンパスですら、ものすごく面白いゲームに思えたぞ」


 「既に天国を疑似体験していましたか。ちっ。死んだら天国へ行けるとか簡単な信仰では死なないみたいですね


 ただ、現実は地獄だと思うのですが」


 現実は天国でも地獄でも無くて、天国になったり地獄になったりする謎の空間だよ。


 統合失調症ってその人間を殺すために起きる病気だと、発症当時は思っていたし、今も若干思っている。


 自分で言うのもなんだけど。自分は弱いし。すぐ眠くなるし。座っていたら頭はガンガンしてくるし。眠いし。給料も低いし。だけど座ってできる仕事以外はほとんど自信が無いし。


 本当に。地獄なのかもしれませんね。この世は。月収83,000円くらいですし。賃上げとかのレベルでは無くて、普通に生活していけるような給料をください、とグローバルサウスに住む島国の女の子が、両手を差し出しているような情景が思い浮かぶけれど。


 なんのために資格試験を受けるのか、はっきり言って謎です。なんの意味があるのITパスポート試験は。もう受験料は払ってしまったけれど。知って得する内容でもなんでもない気がする。


 覚えてなんになるのこのテスト、みたいな感じがする。起業でもするのか将来の井上さんは。


 そんなことないもんね。できるだけ働きたくないというか。単純に体力がもたない。社長になんてなったら優秀な従業員に普通に会社とか乗っ取られそうで怖いし。


 それに思い出したけれど、障害年金はまだまだ貰えるのが確定しているので、「こんなところでは死ねんなあ」みたいな下衆な気持ちになっています。


 障害年金を一括で欲しい。


 ほどほどの休養と、ナンジャモSARと、毎日の食事とお風呂と。それだけがあればそれでいい。


 今、天国じゃん。文字打ってる場合じゃねえよ。ごろ寝でもしようぜ。


 とはいえ「名言図鑑」。ええ。意外とやるのが面倒くさい。というか。らせが言っていたように、収益化することは一生無いような気がする。「なんか知らんけれど引用しまくっている馬鹿がいる」くらいに思われて、思われて、思われ続けてサービス停止。みたいな感じで終わるような気がする。


 たくさん名言図鑑に登録したいとか昨日は思っていたけれど。結局面倒くさがって、一つしか名言を載せていないし、記事もフリードリヒ・ニーチェ名言集1(随時追加)を1個作っただけでしかない。


 もうどうでもいいや人生とか思っているのに、もうどうでもいいや人生と思っているからこそ、どうでもいい人生ならば頑張ったり行動したり続けたりする必要性も無いんじゃないの。いざとなったら自動車に飛び込めば人生簡単に終わ……らなさそうだから、人生って地獄なんだと思います。人生にシャットアウトもシャットダウンもありませんからね。


 時間を有効的に使おうという気も起きない。せっかくの休みなのに勉強に時間を割くってどういうことですか。リスキリングって企業の業務時間中に行うものらしいじゃないですか。なんですか。私が延々と封筒の枚数とか数えている間に、民間企業ではリスキリングとか言って勉強したらお金というか、給料が貰える仕組みを促そうとか、そんな時代になっているのですか。キリングしたいですね。冗談ですよ。


 地域格差。正規雇用非正規雇用格差。障害者格差。格差だらけ。格差を無くすのではなくて貧困を無くすのが国の目標とか、竹田さんは仰っていたような気がしますが。格差があっても貧困の側にいる方は、「やっぱりこの世はおかしい」とか思ってしまいますよ。死んでリタイアするのが正解だと思ってしまう若者もたくさん出てくるのは当たり前だと思いますよ。セミリタイアってそういう意味だったのですかね。リタイアというか、敗北というか。もう負けでいいので何もさせないでください、って若者がたくさん出てくれば、ただ生きているだけで勝ちになる若者が増えるのか、と問われればそんなこともないような気がします。


 何も主張したくありません。何もしたくありません。もういいんです。分かりました。いいんです。私は生きます。眠くてふらふらなのに生きます。根性でどうにかしてください。大人は根性が必要です。今生の別れはすぐ側なのかもしれません。こんなことを考える私は産まれる時代を間違えたのかもしれません。選べるものではありませんが。そもそも私は生きていましたっけ。早く死ねというのは、多分、年賀らせさんが早く死ねと言うのは、社会的に早く死ねと言っているのであって、友人たちとは程々の距離を取って、現実に生きている自分とは縁を切って、概念上の存在である井上和音さんとして生きる際には、現実の井上和音さんを殺して、概念上で淡々と生きていけ。ある意味死に続けろと、年賀らせさんはそう言っているのだと思われます。芸能人みたいな感じですかね。公私混同を間違えるなとそう言っているのだと思われます。


 そのうち無敵の人とかになりそうで怖いですね。そうなって事件でも起こしてしまえば、もう。閉鎖病棟で残りの人生を生きることになるでしょう。それは嫌だ。嫌です。しかし、閉鎖病棟に入る際には拒否権は無いのです。人権無視国家の日本ならではの治安の良い国日本の実情を写した世界なのかもしれません。犯罪を犯しそうな人は、予防的に閉鎖病棟に閉じ込めておく。見える社会は、どこにも傷のない完璧な世界。見えないところで、薬物を毎日飲まされ、そのうち考えるのをやめて、ただひたすらお菓子を食べることだけが楽しみになっていく、閉鎖病棟の毎日。早死にさせた、仮の天国の楽園。外の世界はテレビのモニターに映る報道番組だけ。世界はそういう風に回っていく。私たちはここにいるのです。そう、声を上げることもできずに今日も閉鎖病棟の消灯の時間となりました。おやすみなさい。睡眠導入剤を飲んで、小豆入りの枕で深くは眠れず、枕も自分の物を選べず、また何もない朝がやって来る。

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