「論理(因果関係)が破綻しているのに、論理が破綻していないかのように振舞う姿勢」を見ると大爆笑してしまう悪癖がある。

 2022年12月8日(木)。21時16分。NHKBS1のゴールデンタイムにあっていた番組が面白すぎて、頭の中で『やっと目を覚ましたかい?』というフレーズが延々と繰り返し流れています。はて? このフレーズは一体何?


 「こんにちは。年賀いやがらせです。たまには名前を憶えてもらうために、ルビでも振っておきましょう。『やっと目を覚ましたかい?』はい。


 考えてみればですよ。


 2013年、ロシアに隕石が落下。

 2016年、『君の名は。』公開。

 

 2019年、『天気の子』公開。

 2022年、パキスタンで国土の1/3が豪雨により浸水。


 2022年、『すずめの戸締り』公開。

 2011年、東日本大震災。


 はい。その心は?」


 「僕がそのうち女子高生と入れ替わる?」


 「はい。井上さんってこんな人なんです。NHKBS1の日中戦争の蒋介石と近衛文麿のやりとりや、国策が小気味よく番組を進行していって。とても面白くて興奮しながらお風呂に入ったら、こんなことしか思い浮かばないのです。ほら、見てください。読んでいる人、みんな『?』となっていますよ。ギャグがギャグで通じない感じが、非常に井上さんらしいですね


 てか、なんで『君の名は。』しか触れていないのですか。『やっと目を覚ましたかい?』しか頭にないのですか?


 しかし、私にも欠点というか、見落としがありました。ロシアの隕石落下が2016年以降だったら、『新海誠監督予言者説』みたいなのが打ち立てられたかもしれませんが。いやー。ロシアの隕石落下ってそんな前でしたっけ」


 そもそも、ロシアの隕石落下で一つの街が消失したとか、そんな大規模な事故は起きていなかったような気がするけれど。


 なんか「『君の名は。』のネタバレブログです! 摘発してください!」みたいな声が上がりそうで嫌だから、あまり内容には触れないようにしたいけれど。


 でも。


 『天気の子』の最後がどうなっているか、知っている人は知っているけれど、まあ、現実離れしているわけで、まあ、関東が水没するのですが。ええ。それを遥かに超える、パキスタンの国土の1/3が水没するという、映画か何か観ているのではないかという現実が、2022年の夏に起こってしまったわけですが。


 世界はもっと騒いで良いし、支援の手も差し伸べたほうが良いと思うくらいの、地球の歴史上でもほとんどないほどの、大事件だったのでは? 言ったらあんまりよくないのかもしれないけれど、浸水被害の総面積としてはギネス世界記録に載せてもいいくらいの、人間の歴史上忘れてはいけないレベルの、ありえない大災害だと思うのですが。


 テンションが下がってきました。


 蒋介石の策略の失敗と、日本の近衛文麿総理の、国民に扇動されて、国策を変えてしまい、蒋介石を相手とせずに、地元の軍閥達と手を結び、中国国民党を徹底的に追い込んだ末に。


 残念ながら、番組をそこまでしか観れませんでした。NHKオンデマンドで興味があればそのうち見ましょう。近衛文麿総理が、元々は中国を一撃で仕留めるだけの軍事作戦だったのが、なぜか首都の南京まで軍が勝手に動いて掌握してしまったがために、日本国民は熱狂の渦に巻き込まれたのですね。


 熱狂していたのは、国民だけでなく。日本国政府も。軍閥が力を持って近衛文麿総理を動かしたのではなく、近衛文麿総理を動かしたのは日本国民そのものという、まあ皮肉な歴史がそこにあったのですね。


 蒋介石はいずれ、毛沢東ら中国共産党に追い詰められ、台湾に逃げ込みます。


 今現在、日本は台湾と仲良しこよしで、同じ民主主義を持つ仲間だとして、ある意味で中国共産党の「一つの中国」政策に反発しているわけですが、その仲良しこよしのはずの台湾政府の原型を、台湾のみに勢力を閉じ込めてしまったきっかけを創ったのは、近衛文麿内閣の上海事変に始まる日中戦争の泥沼化が原因という、皮肉に満ち溢れた不都合な歴史がそこにはあるのです。


 日本がそもそも日中戦争をしかけなければ、そもそも中国国民党が政権を維持し、中国共産党が台頭することなど無かったわけです。


 その、中国国民党を追いやったのが、限定的な日本国政府の決定ではなく「日本国民の世論」を踏まえての日本国政府の国策へと繋がったのだとしたら、「民主主義なんてクソじゃないか! 一人の頭のいい権力者に国策を任せたほうが国の運営は上手くいくんじゃないのか?」とか思ったそこのあなた。それが今の中国共産党体制なのです。歴史と皮肉と現実ってとても面白くありませんか? 私は面白いと思ってしまうタイプて、論理が至る所で現在の不都合と繋がっている感じがして、めちゃくちゃ笑ってしまいました。なんだ。中国共産党を創ったのは日本国民の世論だったのか。歴史ってとても面白いですね。


 笑っちゃいけないのですのね。多分。常識を持っていたら、ここで笑っちゃいけないのですよ。シニカルな笑いほど面白くて、笑い過ぎて、一人暮らしだったら部屋の床をバンバン叩きながら、涙が出るほど笑ってしまうと思うのですが、これは、現実の問題に繋がる、大事で真面目に考え無ければいけない歴史なのですよ。大半の人はそう思っているので、真剣に番組を観るのです。


 私の笑いの壺はたった一つなのです。「論理(因果関係)が破綻しているのに、論理が破綻していないかのように振舞う姿勢」を見ると笑いという感情が出てきてしまいます。先生に怒られている最中に「(先生の言っていること、論理的に破綻していないか?)」と思った瞬間に大笑いしてしまい、むしろ先生を泣かせてしまった思い出があります。クラスのみんな引いていたので「論理(因果関係)が破綻しているのに、論理が破綻していないかのように振舞う姿勢」を見ても、心の中では大爆笑していても、絶対に笑わないようにしていました。面白いと思わないように堪えていました。


 眠くなってきたので、カタールワールドカップの組み合わせをちょこっと書いて、書き残しがあったらまた、何か書こうかと思います。


☆☆☆

 カタールワールドカップ。準々決勝の組み合わせ。


 オランダvs.アルゼンチン


 イングランドvs.フランス


 クロアチアvs.ブラジル

 

 モロッコvs.ポルトガル

☆☆☆


 今日の日記でも書きましょう。


 朝は8時半に起きました。もうちょっと早く起きましょう。遅刻してもいい最終電車に二日連続で乗っていますが、あくまで保険なので、一本前の電車で通勤しましょう。


 仕事をしました。


 #コンパスで6周年記念イベントをやっていたので、楽しくプレイしました。


 新シーズンになると、なんであんなに勝てないのだろうね。強者つわものが急にわんさか出てくる。


 「ところで井上さん」


 なに?


 「井上さんが興奮しまくってて、書くのを忘れていましたが。この記事で、非公開の記事を合わせて100万字を突破しました」


 ですね。【祝】ノートでも書きますか。


 100万字ですよ。100万字。100万字ってなに。100万字ってなあに?


 いっちゃいました。到達しちゃいました。書き始めたのは去年の7月からで。途中で、【小説】Last man on the Earth.の15万字とかぶっこんだので、なんか卑怯っぽいといえば卑怯っぽいのですが。いや。なにが卑怯なんだ?


 結局キーボードを打ちまくったのは、まぎれもなく私だけでしょうに。


 まあ、2022/3から毎日、ガチで書き始めて、約3/4年ですかね。それくらいで100万字到達するのですね。


 嬉しい。続きは【祝】ノートにでも。


 それでは。ぐっばい。おやすみなさい。


 

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