オッドアイの井上さんは神からの預言に耐えうることができるのか。
☆☆☆
タイトルは「オッドアイの井上さん」「眼鏡を割られたのも神からの預言」にするか迷っています。
☆☆☆
「最近のPV不調は私が余りにも出過ぎているからでしょうかね。というか意味不明ですよね。ブログとか言いながら会話形式でやったりしているの。私は誰? って感じですよ。私の名前は一応、
「あなた、最近ご親戚の方に眼鏡を真っ二つに割られたとかで、発表してなかったですよね。親近者のことはご法度にしてましたから」
「それで、今、あなたは、『オッドアイの井上』と言われるほど酷い結膜炎にさいなまれています。この二つ、統合失調症のあなたなら繋がりませんかね。統合失調症は運命をつかさどる、人生を導いていく、恐ろしい選抜試験ですから」
※お話し中失礼ながら、本人はちゃんと病気だと認識し精神科に通いきちんと薬を服用しています。病気だと分かっていることを認識していることを前提に彼女のお話を聞いてください。
「話の腰を折りますねー。とにかく、眼鏡が割られたこと。それと、酷い結膜炎に悩まされていること、その心は」
「あなたは眼の矯正手術を行うでしょう。です」
「だって考えてみてくださいよ。あなたがスパイになったときに、敵の捕虜にでもなったときに眼鏡を没収されたらどうやって生きていくんですか? 公安警察の降谷零が眼鏡だったら格闘シーンとかどうするんですか? 神の準備段階として、次は眼の矯正手術に入れ込まれるわけです」
「あなたが統合失調症という名目で捕虜に捕まったときの精神的な訓練を受けた理由って、最終的には完璧なスパイにするためでしょう? あなたはそう思っていませんでしたっけ?」
疲れてきた。馬鹿馬鹿しい。
しかし、オッドアイ(オッドアイが瞳の色の違いを表すことは知っているが勝手に使っている)に見えるほどに左目だけ、異常な結膜炎がある。
それに、仕事があって、簡単には眼科に行くことができない。短くとも1週間は異常な結膜炎に、持ち合わせの目薬で耐えなければなない。
しかし、年賀らせが言っていたように、かつて眼科からもらったステロイド系の目薬も、耳鼻科からもらった花粉症対策の目薬も、全く効かず、むしろ悪化しているという状態は、かなり気にはなる。
個人的には、マスクの隙間から口で息した乾いた空気が、目に当たっての結膜炎だと思うが、もしかしたら、本当にもしかしたら、炎症が瞳にまで到達し、手術しなければ失明する、というレベルまで到達しないとは言い切れない。
ただ、視力の矯正は親が許すかどうか。あとお金。あと田舎。あと仕事。色々重なってレーザーメスを使った眼の矯正手術に至るとは思えない。
多分、何も起こらない。いつもどおりに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます