【ウクライナ情勢:情報】個人で「ウクライナへの寄付を募っている」人に注意を。世界的に詐欺が横行している。

 これは別に私が考えたわけでもない。フランス2の国際報道を見ての、ただの受け売りである。


 そして、なぜ書こうと思ったかというと、NHKnewsでは、ウクライナへの寄付として、チャリティコンサートや、なんとこれでは日本中で「ウクライナのための募金」を呼びかける詐欺が横行しそうで危険性があると考えたので書いておくことにした。


 フランス2では3/10(木)の段階で、「ウクライナへの寄付を装った詐欺が世界的に横行しているので、個人が行うウクライナへの寄付へは協力しないでほしい」と呼びかけがあった。寄付を行うならば国連や赤十字などの、国際的で信頼のできる組織に募金をするよう勧告があった。日本の報道では一切こういうことは報道されていない。日本人は民度が高いと、日本人自らが思っているからなのか、個人が行う寄付に対して、友好的に報道している。


 国家を揺るがす危機に直面しているウクライナを思う気持ちは誰だって一緒だろう。NHKはそういう気持ちを肯定的に受け止めて、行動を起こしている人を全国ニュースで流して、ウクライナへの人道的な寄付を、日本中の人がもっともっと行動をしてくれることを期待しての報道だったと思う。しかし、世界だけでなく、日本人の中にも「ウクライナへの寄付」を装いながら横領する人間は必ずいるだろう。それも、確認できない程の数でいるだろうと思われる。NHKが「個人が行う募金活動」に対して友好的に報道する、その反対側の思惑では「個人が行う募金活動を装った詐欺事件は、警察がすぐにでも検挙してくれる」という楽観的な見方もあっての報道なのだと思う。しかし、「個人が行う募金活動を装った詐欺事件」は、SNS上でも行われるし、街頭演説でも行われるし、様々な媒体を通して行われるだろう。インターネト上で行われる募金活動だけでも、日本人がどれだけ詐欺事件を起こしているかを一件一件検挙することは不可能であることを考えるのは容易なことである。


 難しい話だが、「ウクライナのために立ち上がろう」と心の底から思っている人が大勢いることも確かだ。しかし、それを利用して詐欺行為に走る輩も大勢いることも確かだ。個人個人に「募金活動をするな」と言いたいわけではない。ただ、お金を寄付する側として、どこの誰とも分からない人に寄付をしてしまうことは、避けたほうがいいということだけが言いたいことだった。フランス2では、既にもう警告してある。

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