71記事以降

人生終わってしまった感が強い。

 統合失調症との戦いは四年に及びました。

 本当は数ヶ月で終わっていたのかもしれない。

 ただ自分が、脳みそのダンスに付き合わされていただけなのかもしれない。


 統合失調症が起こらない。

 起こることが怖すぎて、実家から出るのがすごく怖くなってしまった。

 孤独になると、統合失調症がもたらす暗号に、また敏感になってしまう。


 家事などは、全て親がやっている。安定しているのは親のおかげだ。

 好きな本も買えるようになっている。部屋が狭いので電子書籍で買っている。

 たくさん買った。あとは読むだけだ。


 職場も良好だ。安定して三年目に突入しようとしている。賃金は低いが環境が良すぎる。障害者でおとなしく、ある程度使えれば職場のほうも重宝してくれるだろう。


 簡単に言おう。一言でまとめると『何の不自由もない』。むしろ贅沢だ。


 このエッセイを書いていて、一万pvを超えた時は嬉しかったが、その伸び率も減っている気がする。最新話は常連さん以外見る人はいない。ブームは終わってしまったし、統合失調症も終わってしまった。


 カクヨムコンテスト7短編賞にも出したが、微妙なラインで終わった。そんなもんだと予想はしていたけど、まあ、終わった。


 大人になるってどういうことなのか、職員さんに聞いてみた。


 『オリンピック観ましたか?』

 夏:「興味ないです」

 冬:「興味ないです」


 大人になるってこういうことなんだと思った。


 いつか大人になるのだろう。

 泣きそうだ。

 でもみんな満足そうに生きているのは何でだろう?

 お金にはそれほどの価値があるのだろうか。


 貯まりまくった、電子書籍が山のようにある。明日は休みだ。ただただ、ぼーっと、理解もせずに、記憶もせずに、読み進めていこうと思う。自分が理解できないのは悪ではない。自分が記憶できないのは膨大ではない。続けていけば、何かは変わっている。それに気が付いていないだけで。


 私は変わった。

 時代も変わった。

 統合失調症も変わった。


 変わったことに気づかずに、変わっていないと主張するのは少し傲慢な気もした。

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