2022/01の記事

統合失調症(本物)4年目になると、自室に居ながら、精神科閉鎖病棟の隔離室にいるかのような状態になる

 こんにちは。井上和音です。


 何も不思議なことは起こりません。


 この前も駅ですれ違いざまに「心配せんでいいよ! 一生あんたはこのままだけん!」と言われました。


 脳みそが麻痺している私にとって『だからなんだ』という気持ちしか浮かびませんでした。


 物理的に、不思議なことが起こらず、物損とも思えることも起こらず、何もない日々が続いていきます。


 働くのも、かなり楽な仕事を振り分けてもらっている(ように感じる、もしくは無能なので単調的な作業しか振り分けてもらっていないのかもしれない)ので、なんとか続けることができています。


 読書もしていますが『だからなんだ』という気持ちになります。本を読んだ、だからなんだ。金でも入ってくるのか? そんな腐れた気持ちになってしまいます。


 統合失調症が薄れるにつれて、昼間の疲れがどっと増すようになりました。本日も十時に寝て、九時半まで寝ていました。予定では十時まで寝て、疲労感をとにかく取ろうと考えていましたが、どうやら長く寝ることも身体は許してくれず、目覚ましが鳴る前に起きることにしました。


 夢とかどうでもいいと思うのですが、ポケモンのカポエラーと喧嘩する夢を見ました。


 統合失調症(本物)らしいことは何一つ起きていません。読書してNISAとかしてみたいとも思いましたが、親から許可が出ず、お話はそこで終了。


 将来の夢というか、何がしたい、とかいうのは何もなく、何もないとどうなるかというと、横になってじっと目をつぶるだけになります。


 なんというか、タイトルそのままなのですが、閉鎖病棟の隔離室にいたころのような状態を、実家の自分の部屋の中で創り出している状態です。


 父親や姉から、なんやかんや頼まれるのですが、大抵頼まれるときは、寝ています。多分父親からは呆れられているし、父親も私に対して諦めの気持ちを持っているのではないかと推測しています。


 父親や姉が構想を練って、それを手伝うのが私の役目だと思うのですが、大元の構想が何も分からないし、姿のために、多分諦められているのだと思います。


 家事などの仕事をするのが普通で、それをいかに家族に対し、に重点を置いていることなども、大学の学部学科の出身が違うのか、優秀だったのか、優秀では無かったのか、の違いなどで、生き方の判断そのものが、私と家族では違うのだな、と感じています。


 例えば、熊本県代表の大津高校が高校サッカー選手権大会で初の4強まで進んだことを、仕事が終わってから知り、父親に話したところ「お前は余裕があってええな」と皮肉を込めて言われました。、と感じました。統合失調症患者とは真逆の視点で生きているような感じがしました。


 今日は仕事は休みで、精神科に通院しなければいけない日なのですが、暇なのか、閉鎖病棟の隔離室にいるかのように、ぼーっと天井を見上げて、刻々と時間が過ぎていきます。働いて気付いたのは、この、ぼーっとして、やり過ごす時間がいかに貴重かということを知りました。閉鎖病棟の隔離室には二度と入りたくはないのですが、実家で、それと似た環境を創り出すことは、統合失調症患者やうつ病患者、双極性障害の患者などにとっては、とても貴重な時間なのかもしれません。


 脱成長、とでもいうのですか。流れに身を任すというか。


 テレビ見て笑って、仕事をなんとか続けていく。


 もしかしたら将来、何か変わることがあるのかもしれない。変わらないことがあるのかもしれない。


 お金の問題以外は、なんとか解決できているように感じます。


 寝ている時間がもったいない、とは感じなくなりました。脳が収縮を始めてしまったのでしょうか。将来的に利益になることはなんなのか。全く分からなくなりましたし、寝ている時間が多くなりました。これも症状なのかもしれません。コンサータを飲んでこれなので、飲んでなかったら本当にヤバかったかもしれません。


 何事も起きず。無難に生きれれば、それでよし。


 世間の人は、精一杯働いている。


 私も、自分なりの力で、精一杯働ければ、それでよし。

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