幼馴染みのおっぱいを感じながらの温泉
「大ちゃん、一緒に温泉入りましょう」
箱根観光を満喫して旅館にチェックインした後、部屋で都が耳元で囁いてきた。
各部屋に個室の温泉があり、男女で一緒に入ることが出来る。
達也たちは違う部屋を取っていて、遠慮せずにイチャイチャしなさい、ということだろう。
大輔という都にとって安心出来る相手だからこそ、達也たちは娘を男である大輔と一緒の部屋に出来るのだ。
「分かった」
一緒に入らない理由もないため、大輔は都と温泉に入ることを決めた。
間違いなく誘惑されるだろうが、何をされても問題はない。
「準備しますから先に入っていてください」
「分かった」
何を準備するか一瞬分からなかったが、女の子には色々と準備があるのだろう。
それに温泉に入るということは肌を晒すので、恥ずかしさがあるはずだ。
少し一人になって落ち着きたいのだろう。
頷いた大輔は先に温泉へと向かい、脱衣場で服を脱いでいく。
目の前にある鏡に写っている自分の身体は色白で細く、見た目はいかにもヒョロそうに見える。
実際に運動はあまり得意ではないし、体育はいつも適当にしてるから成績はよろしくない。
疲れる体育を一生懸命するのは運動部の人だけだろう。
ガチャァ、とドアを開けて露天風呂に入っていく。
もう夜だから少し肌寒いが、温泉に浸かれば身体は温まるだろう。
全部屋露天風呂が付いている旅館で、温泉に浸かりながら辺りを一望出来る。
ゆっくりと温泉に浸かりたいがために、この旅館に来る人もいるらしい。
「その……お待たせ、しました」
ガチャァ、と扉が開いた音がしたために大輔は出入り口の方を見てみると、服を脱いだ都が頬を赤くして入ってきた。
胸を押し付けてくるという積極的にアピールしてくるのに、恥ずかしさからか都は前をバスタオルで隠している。
恥ずかしくてもバスタオル付けてでも来たのは、身体を洗ってあげたいと思ったからだろう。
後ろに回れば都の素肌が丸見えだ。
「大ちゃんは、隠さないんですか?」
チラチラ、と都は手で顔を隠しながら大輔の身体を見ている。
指の隙間から目が見えているのは、少し見てみたい気持ちがあるのかもしれない。
「別に」
都に裸を見られても大丈夫だし、見られても全く問題ないのだ。
「なら、いいんですが……」
ゆっくりながらこちらに近づいてくる都は、恥ずかしそうにしながらもピッタリと素肌をくっつけてきた。
正確にはバスタオル越しなとこもあるが、普段より素肌の密着度が高い。
「私が大ちゃんの身体を、洗ってあげますよ」
耳元で甘い囁きをしてきた都は、「ふう〜」と息を吹きかけてきた。
思っていた通り、都が身体を洗ってくれるようだ。
「お願い」
湯船に浸かる前に身体を洗うため、大輔は都に対して背を向けて座った。
背から「あう〜……」と恥ずかしそうな声が聞こえる同時に、足音でこちらに近づいてくるのも分かる。
「じゃあ、洗います、ね」
ボディソープを手に付けて泡立てた都は、大輔の背中を洗っていく。
昔は一緒にお風呂に入って洗いっこしたことがあるが、その時とは色々と違う。
都は大輔のことを異性として見ているし、そもそも身体は大人になっているのだ。
大輔はともかく、都からしたら恥ずかしくてしょうがないだろう。
それでもこうして身体を洗ってくれるのは、異性として見られたいという気持ちがあるからしか考えてられない。
「次は前、ですね」
「え?」
背中を洗ってくれるだけかと思ったが、都は大輔の背中に身体を押し付けて今度は胸板を洗ってくる。
「大ちゃん、私の全てを感じて、ください」
身体を洗いながら密着してくる都から再び甘い囁き。
「都」
お腹辺りを洗ってくれている都の手に、大輔は自分の手を重ねる。
「本当に可愛いよ」
「あ……」
大輔は唯一まともに話が出来る都の手にある泡をどかし、彼女の手の甲にキスをした。
手の甲は本来固いはずなのに、都の手の甲は柔らかさがある。
「今はまだ無理だけど、絶対に都を好きになるから」
「大、ちゃん?」
「こんなに一生懸命俺にアタックしてくる都はいいかなって思ったよ」
再び手の甲にキスをした大輔は、都に純粋な想いを告げた。
アニメや漫画でもそうだが、主人公に積極的になるヒロインは可愛いと思う。
だから今の都は本当に可愛いのだ。
「あ、あ……大ちゃん」
「都?」
少し声がおかしいと思って振り返ると、青い瞳から涙を流している都の姿。
しかも少ししではなく、どこからどう見ても大粒の涙だ。
「嬉しい、です。少しずつ、私を……意識してくれて、いる、んですから」
バスタオルが床に落ちて完全に素肌が晒されているが、嬉しさで完全に我を忘れてしまっているらしい。
「大ちゃん、愛してます。んちゅ……」
裸をのまま抱きついてきた都にキスされたのだった。
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