幼馴染みのおっぱいを感じながら再び足湯
「ふう〜疲れたしお腹いっぱいだ」
食べ歩きをした後、大輔は都と一緒に無料で足湯に浸かれる施設まで来ていた。
施設と言っても足湯は外にあり、雨や日光を防ぐ屋根が付いているだけだ。
学校やたまに都と遊びに行く以外に引きこもっている大輔に体力があるわけもなく、疲れて足湯に浸かりに来たのだ。
この足湯には何人かの人があり、皆喋りながらまったりとしている。
「そうですね。にしても無料で足湯に浸かれるなんて流石は箱根ですね。足から全身に気持ち良さが伝わってきます」
膝上までワンピースの丈を捲り上げて浸かっている都も、足湯は気持ちいいらしい。
ご飯でお腹が膨れた後の足湯はまったり出来て別格のようだ。
「そういえば地域によっては家にお風呂が温泉のとこがあるらしいですよ。羨ましいですね」
家に温泉があるなんて心底羨ましいのだろう。
都の言葉によってテレビでやっていたのを思い出し、確か大分の一部でお風呂の蛇口から温泉が出るらしい。
もしかしたら他の所もあるかもしれないが、テレビでやっていたのは大分だった。
基本的にアニメばかり見る大輔であっても、たまにバラエティ番組を見たりする。
「俺らは入浴剤で我慢するしかないな」
「そうですね。後で箱根の入浴剤を買いましょう」
箱根にある入浴剤は地元から出る温泉の成分を真似たのが売っているだろう。
「今の大ちゃんは、足湯と共に私の胸を、感じてください」
人前であっても躊躇わず胸を押し付けて耳元で甘い囁きをしてくる都は、よほど自分を感じてほしいのだろう。
「まだ、私で固くなったり、しませんか?」
他の人に聞こえないくらいの小声で囁いてきたのた、流石にこういったことを言うのは恥ずかしさがあるのだろう。
でも、誘惑するために押し付けているようだし、どこであっても大輔が興奮したら都にとってはチャンスしかないわけだ。
興奮してしまえば手を出す可能性が非常に高いのだから。
声は聞こえていないだろうが、観光に来ているであろう足湯に浸かっている主婦の人たちが「最近の若い人たちは大胆ね」と呟いている。
確かに多少胸を押し付けるだけならともかく、都は思い切り押し付けてくるから大胆だ。
つい少し前の都だったら考えられないことで、最初は相当勇気のいることだっただろう。
「ならないよ」
現実の人間に興味を持てないプラス幼馴染みの関係だからか、大輔は未だに都に興奮したことがない。
ただ、すぐに興奮してくれないと分かっていても不満はあるようで、都は「むう……」と頬を膨らます。
「でも、最近の都は、その……可愛い」
若干恥ずかしながらも、大輔は素直に自分の気持ちを伝えた。
胸を押し付けてくるからなのかはハッキリと分からないが、積極的になった都は可愛い、と思う。
アニメのキャラで積極的なヒロインが好きなのからかもしれない。
「ありがとう、ございます」
今まで大輔に可愛いと言われた経験がほとんどないからなのか、都は恥ずかしそうに視線を反らして頬を赤く染めた。
それでも胸を押し付けてくるのを止めないのは、積極的になった方が少しは効果があると分かったからだろう。
これからさらに積極的になることが想像出来る。
「待ち合わせまでまだ時間があるな。この後どうする?」
ポケットにあるスマホを取り出して時刻を確認すると、達也たちとの待ち合わせ時間までは後三時間ほどあった。
もう食べ歩きは充分にしたし、箱根の醍醐味である温泉は旅館で充分に入れるし、これから待ち合わせ時間までどうするか迷う。
前もって伝えてくれればコースなどを決めれたものの、朝になっていきなり言われたからどこをどう回るか決めていない。
このままずっと足湯に浸かっていてもいいかもしれないが、長時間は足の指がふやけてしまう。
だからと言って歩き回るのは疲れるし、これからどうするか本当に困った。
「私は、こうしてイチャイチャ出来れば、どこだっていいですよ」
イチャイチャしているだけなら家でするのと変わらないが、都は大輔とイチャイチャ出来ればどこでもいいようだ。
「まあ、もう少しここでのんびりしてるか」
「はい」
どこに行けばいいか分からないため、大輔はもうしばらく足湯でのんびりすることにした。
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