場面の洗い出しはできただろうか？

では次の作業に移る。

次は〈例外や想定外の想定〉だ。

TRPGのプレイは生物だ。

シナリオ製作者の意図通りに進むことはまずないと思った方がいい。

ではどうするか？

複数の可能性、複数のルートを想定し、

それでもなお自分の思い描く流れに戻すためにはどうすればいいかを〈想定する〉のだ。

実際には、それでもなお想定外は起きる。

しかしながら、

事前に想定外とそこからの復帰の方法を想定しておく事で、似た例外が発生した時の対処が容易になるのだ。

（ということをGMは、自身の作成でないシナリオをプレイする時には事前に読み解いておいた方がいい）

そうやって書き出しておいた場面を、まずは理想のルートでシナリオとして組み立ててみよう。

各場面ごとに例外の可能性を書き記し、

それに対する対処、その後どんな場面に移るのかを記していく。

求めるものと違うエンディングで終わる可能性があるなら、それも書き記しておくべきだろう。

それはバッドエンドでも何でもなく、彼らPCたちが選び取った〈ひとつのエンディング〉なのだ。

次回は〈映える〉ためのイベント…

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