爆ぜ踊る

静寂という音の本流


時折

パチと爆ぜ翔ぶ赤と黄


パチ


パチ


パチパチ


パチ


そこにはもう

時間という概念すら置き忘れた


がさと崩れる灰を眺め

新たな塊を焚べる


積み重ねられた炭素の合間を

熱い空気たちが呼吸する


小さく揺れ

踊る


かのモノたちの舞台を

今暫く眺めていよう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

耳に届く らんじょう @ran_jou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ