第641話 実験21


璃水は正気に戻って騒ぎだす。


本人曰く、アソコの毛がなくなったらしい。


意味がわからないのでやった本人に確認する。


「何をしたの?」


嫌な予感しかしないがアマビエに尋ねる。


「可哀想だったから髪を増やしてあげた。

 長さが違うからちょっとだけ変だけど‥」


アマビエがケロっと答えるが洒落になっていない。


「いやいや、長さ以前に太さとか縮具合とか‥

 まぁ、いろいろ髪の毛と違うよね。

 ちぢれ‥‥とか。」


思わず変な事を口走りそうになったのを我慢する。


「不満?」


アマビエがめんどくさそうに呟く。


すると璃水が反応する。


「不満も不満っす!

 何すかコレ!!

 ◯◯◯を髪に移植するとか‥

 しかもパイパ◯になってしまったっす!

 あっ、イッチーはこの方がいいすっか?」


おっと、ここで流れ弾に当たるとは‥。


「別に良いとか悪いとかないけど‥」


否定するまではしなかった。


『パイパ◯好きなの?』


やばい神が絡んできたぞ‥


セオリが興味を持ってしまったのはまずい。


「好きなんすか?」

『私もしようか?』


璃水とセオリが攻勢に出る。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る