第635話 実験15
玖々莉を背後から絞めあげる璃水。
「ちょっ、離しなさいよ!」
玖々莉が抵抗を見せるがガッチリハマっていて外れない。
「だったら!」
玖々莉が泥を操って璃水の背中を攻撃するが、ここでカッパの特性をみせる。
普段は髪飾りとして使っている甲羅をいつの間にか背中に背負っていた。
「はなせ!」
玖々莉の声が苦しそうだ。
「そろそろ参ったしないと落としますよ。」
璃水が降参をすすめる。
「誰がカッパなんかに負けるもんですか!」
玖々莉は意地で参ったを言わない。
「はぁ‥
その負けん気は嫌いじゃないっす。
でも、引き際を見誤るのは賢くないっすよ。」
璃水は淡々と語ると玖々莉を気絶させるのであった。
「勝負あり!」
アマビエの声を聞くと璃水が玖々莉を優しく寝かせてあげる。
俺が玖々莉を介抱しようと近づく瞬間、姿が消えてしまう。
『私がやっとく。』
セオリがフォローしてくれたようだ。
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