第634話 実験14
巨大な泥で出来た龍が璃水目掛けて倒れ込んでくる。
「ふん!
誰がそんなのに当たりますか!」
璃水が余裕を持って逃げようとするが、足元の泥が絡みついて思うように動けないでいた。
「ちょっ、邪魔な泥っす!」
璃水が水をかけるが次から次に絡んでくる泥に悪戦苦闘している。
そうこうしている内に泥で出来た龍が璃水を巻き込んで倒れ込むのであった。
ズーーン
鈍い音が辺りに響き渡る。
「よし!」
勝利を確信してのか玖々莉がガッツポーズをとっている。
え?璃水潰れてしまったの?
避けられるタイミングではなかってので勝負がついたと思ってしまう。
しかし、勝負はまだ終わっていなかった。
「甘いっすよ!」
玖々莉の背後で声が聞こえたかと思ったら璃水が羽交締めにしていた。
「げっ、何で生きてるの?」
玖々莉も驚いている様子だ。
「さっき潰れたのは水で作った分身体っす!」
璃水が勝ち誇った顔をしながら玖々莉を絞めあげるのであった。
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