第520話 強制召喚3
靄が晴れると全員が息をのんでいた。
「何て高さなんだ‥」
紫花が驚きつつ何とか声をしぼりだす。
紫花達は円形の闘技場らしき物に立っていたがその闘技場の眼下には微かに山や川が小さく見えていた。
「落ちたらひとたまりもねぇなぁ‥。」
紫花がつぶやくとそれに応える者があらわらる。
「そうですね‥。」
応えたのは咲夜だ。
紫花が何かを言いかけて他の妖怪に気がついて口をつぐむ。
緋莉、咲夜、白音、九曜、紫花がお互いの存在に気がつく。
この時、全員が何を話していいのか困っていた。
沈黙が続き、時間だけが過ぎていった。
「あ〜、めんどくせぇ!
駆け引きとか苦手だから、全員ぶっ飛ばすな!
面倒だから全員俺が相手してやってもいいぜ!!」
沈黙が続きイライラしたのか紫花が口を開き、全員を挑発する。
「だったら私が‥」
九曜が紫花の挑発に応えようとすると突然1人を除いた全員に重力がかかる。
「邪魔。」
緋莉がいきなり全員に攻撃を加えた事でバトルロワイヤルがスタートする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます