第521話 強制召喚4
緋莉が妖力を使って他の妖怪を押し潰す。
緋莉以外の妖怪が石で出来た闘技場にめり込んでいく。
全員が太ももまでめり込んだ辺りで紫花が口を開く。
「もう終わりか?
そろそろ飽きてきたんだけどなぁ。」
紫花は軽口を叩きながらめり込んだ場所から上がってくる。
緋莉は術を解いていなかったが、紫花は純粋な力だけで脱出してみせた。
「そろそろ、私も飽きてきたので‥。」
九曜は紫花と違って自らの妖力で緋莉の術を解いていた。
咲夜と白音の2人は脱出する気は見せなかったが、特にダメージもないようですずしい顔をしている。
緋莉もこの程度で倒せるとは思っていなかったが、全く効果がなかったのには軽くショックを受けていた。
並の妖怪であれば、これだけで戦闘不能に出来る力がこの術にはあったのだが‥。
効果がないと分かると緋莉は術を解くのであった。
「次は私の番ですね。」
攻撃するのにあえて何も言わなくていいのだが、大妖怪ともなると余裕があるのかいちいち口に出すようだ。
「狐火!」
九曜の背後に青色の炎が九個浮かび上がる。
赤色ではなく青色なのが、その炎の力が強いのだと分からせる。
その後、炎は回転を始め緋莉、咲夜、白音、紫花目掛けて飛んでいくのであった。
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