第519話 強制召喚2


「あれ?

 ここ何処だ?

 確か木を切らされていたはずだったが‥。」


手に持っていた斧が消えている。


周りを観察しようとするが靄でよく見えない。ただ、気配で何匹かの妖怪を感じていた。


「ん?

 こいつら、皆んな大妖怪??

 まさか!?

 意図的に集められた??」


『紫花ちゃん、正解!!

 もう見た目と違って頭良いんだから‥。

 さて、本題に入ります。

 ココには大妖怪が集められています!

 きっと気配で分かってると思うけど‥。

 今から視界を解放します!

 緋莉ちゃん、咲夜ちゃん、白音ちゃん、九曜ちゃん、紫花ちゃんの中から3人だけイチロー君の所に連れて行ってあげます。

 あっ、その3人は今日の作業はお休みです!!

 思う存分、イチロー君に甘える事が出来ます。(実際はそんな事言われてないけど‥】

 ちなみに辞退したい人は手を挙げてね。』


セオリの言葉に手を挙げる者はいなかった。


『それではチキチキ大武闘会を始めます!

 相手を闘技場から落とすか、参ったと言わせたら勝ちね。

 ちなみにどんな攻撃しても死にはしないから。

 あと空を飛ぶのもなしね。

 協力して1人を攻撃しても良いから。

 では、開始!』


セオリの合図で靄が晴れるのであった。

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